見出し画像

パラスポーツを世の中に当たり前に存在するものに。ーーアクサ ブレイブカップ 日本選手権 準決勝ラウンド・決勝ラウンド開催に向けて

東京2020パラリンピックを経て、あなたの周りにはどんな変化がありましたか?

2001年。ブラインドサッカーが日本にやってきました。
2002年。日本ブラインドサッカー協会(JBFA)の前身である、日本視覚障害者サッカー協会が発足。

「第1回日本選手権」が開催されたのは2003年3月。当時の出場チーム数は、たったの4チームでした。
その後、関係者の地道な普及活動により、出場チーム数は年々増加。2013年からはアクサグループがメインサポーターとなり、JBFA・クラブチーム・アクサグループがともに「アクサ ブレイブカップ」の歴史を創りあげてきました。

さらにJBFAは、競技活動と並行して、”見えないなかでコミュニケーションを取る”というブラインドサッカーの特性を活かした晴眼者向けプログラムを展開しました。2010年に学校向けの体験授業「スポ育」を開始。2014年には個人向け体験プログラム「OFF T!ME」を開始。視覚障がい者と晴眼者、双方への働きかけにより、JBFAのビジョンである「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」を目指してきました。

2013年。東京2020パラリンピックの開催が決定。
それ以降、パラリンピックの追い風も受けながら、JBFAのビジョンは少しずつ社会に広がっていきました。

画像2

そして2021年。選手・関係者・JBFAが一体となって準備を進め、迎えた東京2020パラリンピック。

新型コロナウイルスの影響で無観客開催となり、皆さんにブラサカの迫力を生で感じていただくことはかないませんでした。それでも、ブラインドサッカーの試合が地上波で放送され、これまでになく多くの方々に競技を観ていただく機会となりました。選手の中には「何かお手伝いしましょうか?」と街中で声をかけていただくことが増えたという人もいます。


しかし・・・・・・

東京2020パラリンピックが終わって、あなたが当初期待していたような社会の変化はありましたか?

東京2020パラリンピックを経て、あなたの周りにはどんな変化がありましたか?

あなたの友人にとって、パラスポーツはまだまだ“珍しいもの”ではありませんか?

「世の中は突然変化するものではない」
東京2020パラリンピックを振り返って、そう思った方も多いのではないでしょうか?

パラリンピックという4年に一度のイベントだけでは、社会は変えられません。

私たちJBFAは、これまで創りあげてきた事業を、2022年以降も続けていくこと・さらにその質を高めること・そしてブラインドサッカーがもたらす価値を発信し続けていくことが重要だと考えています。

・全国各地で、ブラサカの大会をさまざまな人に観てもらうこと。
・視覚に障がいのある子どもたちに、身体を動かす楽しさを伝えること。
・スポ育を全国各地へ展開していくこと。
・OFF T!MEで一人でも多くの人にブラサカを体験していただくこと。
・日本ブラインドサッカーの象徴的な存在として、代表チームの強化を続けること。

これからも私たちJBFAは、ブラインドサッカーの力でたくさんの人を巻き込みながら、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現を目指し続けます。

第19回アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権の準決勝ラウンド・決勝ラウンドをどんな大会にするか?

私たちJBFA職員は「2022年以降にブラサカをどうしたいか」という話し合いをしました。そこで最も多く出た意見は、

ブラサカをはじめとするパラスポーツの国内大会が、世の中の日常に、当たり前に存在するものになってほしい。

というものでした。それはつまり、ブラインドサッカーの試合を観戦するという行動が、一つの余暇活動として“楽しいこと”になってほしい、という思いでもあります。たとえば、週末にJリーグの試合を観にいくような感覚です。

JBFAのあらゆる事業のなかでも、世の中に対する影響力が最も強いものが大会事業です。

人の心を動かすことができるブラインドサッカーだからこそ、変えられるものがある。皆さんのなかにも、ブラサカの試合を実際に観て“障がい”に対する考え方が変わった、という方も少なくないはずです。

画像1

これから、アクサ ブレイブカップ準決勝ラウンド・決勝ラウンド、ノーマライゼーションカップ 、国内リーグ戦・・・・・・とブラインドサッカーの大会は続いていきます。その繰り返しのなかで、ブラインドサッカーそしてパラスポーツを、世の中に当たり前に存在するものとして、定着させていく。

「第19回 アクサ ブレイブカップ」準決勝ラウンド・決勝ラウンドは、ブラインドサッカーを世の中に当たり前に存在するものとしていくための、第一歩の大会になることを目指します。

✳︎ ✳︎ ✳︎

準決勝ラウンド・決勝ラウンドのYouTubeライブ配信はこちら

画像3

パラリンピックで覚えた日本代表の選手がクラブチームで活躍する姿を応援する。日本代表の次世代を担う若い選手を知る。地元のチームを応援する。新しい推しの選手を探す・・・・・・
楽しみ方は、人それぞれ。ぜひYouTubeライブで応援をよろしくお願いいたします!

【準決勝ラウンド】
◉堺会場:2021年12月25日(土)
(会場:J-GREEN堺)
当日のYouTubeライブ配信はこちら→https://bit.ly/3lKXUoC

◉平塚会場:2022年1月8日(土)
(会場:トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
当日のYouTubeライブ配信はこちら→https://bit.ly/31BfPqE

【決勝ラウンド】
2022年1月22日(土)
(会場:東京フットボールセンター八王子富士森競技場)
当日のYouTubeライブ配信URLは、決定次第お知らせいたします。

✳︎ ✳︎ ✳︎

JBFAビジョン

ーー視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現にむけて


◉JBFAは、個人寄付会員「ブラサカみらいパートナー」を募集しています

画像4

寄付とは、自分が共感する活動や団体を支えて応援し、ともに歩むことで「なりたい社会」へ変えていくアクションです。
毎月1.000円の寄付で、誰もが生きやすい社会に。

なぜJBFAがブラサカみらいパートナーを募集しているのか、はこちらをご覧ください。

◉「目をオフにすると、発見がある」

個人向けブラインドサッカー体験プログラム OFF T!ME。
現在オンラインにて開催中・参加費無料!

TwitterInstagramFacebookLINEメールマガジン