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文章の成長
初めて電子書籍の小説を出版したのは、2015年。
それから15冊の小説を出版してきたけど、なんだかあっという間だった気がします。
以前、私は仕事でマニュアルやヘルプなどを作成していたことがあります。
ご存じの通り、マニュアルなどの「説明文」は機能、操作方法、応用、トラブル対処などが事細かく書かれています。
そこまで書かないとダメなの?
と、誰でも分かりそうなものでも中には分からない人がいるので、マニュアルはこの分からない人の為に書いているようなもの。
これはとてもいい経験だったと思う反面、小説では説明過多になり過ぎないよう、注意しなければいけない。
何かを説明・伝達する文章と小説ではまったく違う。
最近になって、数年前に出版した小説のちょっとした手直しをしました。
それは、ラブコメの「博テリア」。
当初は、3章までヒロインが出てこなかったんですよ。
ありえませんよね?
それでも、当時はそれでヨシとして出版したんだけど、後になってもずっとそれが引っ掛かっていて、結局は章を入れ替えようと決心しました。
単純な章の入れ替えと、その調整だけ……と思いながら読み直していると、自分が書いた文章なのに、よくこんなので出版していたな、と思う部分が結構あって結局は全体を見直すハメに。
それでも頑張った甲斐あって、かなりスマートな仕上がりになったと思います。
修正は大変だったけど、この数年で少しでも成長できていたと思うと嬉しいですね。
今書いているものも、数年後にはまた見直すことになるのかもしれませんが、今は今で精一杯の物語を書いていきたいと思います。
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