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小説の印刷本

現在、Kindleストアで16冊の小説(電子書籍)を販売していますが、8月予定のイベントに出品する為、ここから数冊の小説の印刷本を作ろうとしています。

イベント内容は、猫に関する物ならなんでもOK!というもの。
ただし、メインイベントは本なので、出品するには本が必要。
(中止にならないことを祈ります)

私が書いた小説には猫が登場するものが多く、表紙に猫がいるのは6冊。
(表紙に猫はいないけど、物語には登場してるのもあります)
この6冊全部を作るのも時間的にちょっと無理なので、今回は3冊だけ。

「私とワタシの物語」
「博テリア」
「ガレキと猫と希望の果てに」

この3冊のデータを印刷本用に体裁を整えますが、印刷本としての書式は電子書籍とはかなり勝手が違う。

【電子書籍(小説版)】
・ページ番号はいらない
・原稿の用紙サイズはなんでもOK
・ページ余白、文字数と行数、フォント、フォントサイズもそれほど気にしなくてOK

などなど……。
普段、どんな書式で書いていたとしても、電子書籍用のファイルに変換した時に、すべて自動的に変換されます。

【印刷本】
・ページ番号が必要
 (本文以外の中表紙、目次、奥付などは不要)
・原稿の用紙サイズは印刷サイズと合わせる
・ページ余白、文字数、行数、フォント、フォントサイズなどは、印刷イメージとして設定
・2ページ単位で作成

印刷本用の書式となると、そのまま印刷されるので印刷本とまったく同じように作らないといけません。
A6文庫本にする時は、原稿の用紙サイズもA6縦でOKですが、表紙やカバーなどのサイズは「塗りたし」などの分も付け足す必要があります。

本文の原稿も、1枚の用紙で文字数と行数を設定して、ルビがある時はルビのフォントサイズや元文字とルビの間隔、ページ余白も綴じる方を多めにしたりと、いろいろと調整が必要です。
(今回は、参考用に小説を一冊買って、余白やフォントサイズなどをできるだけ合わせてみようと試みました)

また、電子書籍では存在しなかった「背表紙」のデータも作らなくてはいけません。
それも、表紙としての背表紙、カバー表紙としての背表紙の2種類。
背表紙の幅は、原稿の総ページ数から計算します。

……と、まぁいろいろとかなり大変。

私はいつもWordの横書きで書いているので、それを縦書きにした途端、いろいろな機能が使えなくなったり、ページ設定などで苦労したので、自分用に作り方簡単マニュアルみたいなものを作りました。笑

今度、暇な時にでも、Wordから作る印刷本用データの作り方なんかをnoteで書いてみようかなと思います。

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