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アジア出張を劇的にアップデートする手法:宿泊移動編

アジア消費者マーケターのNobuです。

当記事は「アジア出張を劇的にアップデートする手法」の第三弾です。

今回はアジア出張中の「宿泊」及び「移動」にフォーカスを当てて、出張を快適にするハウツーをいくつか紹介していきます。

飛行機は機材にこだわる

オタクに聞こえるかもしれませんが、機材は重要です。

古い飛行機に乗って喉が痛くなったり肌がカサカサになったことはないでしょうか。

近年の飛行機の進化はめざましく、機内がどんどん快適になっています。

例えば、旅客機を製造している米ボーイング社のBoeing 777が運用を開始したのは1995年。

そこから15年以上かけて旅客機の素材の開発が進み、最新のBoeing 787には複合素材である炭素繊維プラスチックが約50%使われています

これには日本の素材メーカーの不断の努力があったのですが、このカーボン材は腐食の心配がないため、機内の湿度が大幅に向上しました。

湿度が上がることによって、鼻や喉の違和感が劇的に減少することになります。

また、従来機に比べて余計な与圧をしなくてもしなくてもよくなったので、耳の違和感や痛みも軽減されています。

同様にエアバス社のAirbus A350 XWBにも同じような炭素繊維が使われているので、従来機よりも乗り心地は確実に良くなっています。

ということで、フライトを選ぶときは予算や時間帯ももちろん大事なのですが、飛行機の機材もチェックされると良いと思います。

具体的に機材を知る方法ですが、例えばANAではフライト詳細の中に3桁の数字が書かれています。

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これはICAO機種コードと呼ばれるもので、3桁の数字をクリックするかWikiのこのページを見れば、どの機材に乗ることになるか分かります。

今回のケースは789なのでBoeing 787の長胴型である787-9でした。

ホテルは窓とシャワーにこだわる

どこにいても太陽の光で目を覚まし、水圧たっぷりのシャワーを浴びて1日を終えたいですよね。

アジア各国のホテルに泊まって思う日本とアジアの最大の違いは「窓」と「シャワー」です。

窓の有無をチェックする

窓に関しては、普通のシティホテルだと窓がないホテルがままあります。

特に安いホテルプランに飛びつくと、チェックインした時に窓がなくてガッカリすることになります。

窓がないと朝日が入ってこないので、寝起きがしんどかったり、体内時計が修正できなかったりします。

口コミをみてシャワーの水圧をチェックする

アジアのホテルはシャワーの水圧が弱くてシャワーを浴びた気にならないことが結構ありました。

また、シャワーの温度調整が上手くいかず、火傷しそうになったり、冷たくて風邪を引きそうになったこともあります。

このシャワー問題は特にインフラが整っていないアジアの都市において顕著です。

この点、高級ホテルになれば多少はマシになりますが、日本に比べるとシャワーの質が悪いと言わざるを得ません。

ということで、アジアのホテル選びにおいては、Agodaなどのレビューを充分にチェックして、水回りに問題がないか確認しておくと幸せになれると思います。

ライドシェアアプリを使いこなす

”Japan Taxi"や"MOV"のようになタクシー呼び出しアプリを日常的に使っている人はどれくらいいるのでしょうか。

一方で、アジアのライドシェアアプリは単なるタクシーアプリを超えて、身近な生活に根付くスーパーアプリ化しています。

例えば、東南アジアの主要国をカバーするGrab taxiですが、タクシーの呼び出しはもちろんのこと、一般ドライバーやバイクタクシーのライドシェア、荷物の運送、フードデリバリーまで1つのアプリで対応可能です。

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バンコクやジャカルタのように渋滞が激しい場所においてはバイクタクシーの方が自動車より圧倒的に早いです。

また、フードデリバリーに関しては、日本のUber Eatsよりも圧倒的に安い配送料と料金で利用することができます。

正直、時間をかけて有名店に食べに行くのが億劫になるほど便利です。

荷物の配送もアプリからできます。日本でお土産を買ったけど渡し忘れたときは荷物配送が威力を発揮します。

相手方の名前、住所、電話番号さえわかれば、情報を入力するとドライバーが指定の場所まで荷物を取りに来てくれます。

もう便利すぎて、東南アジアにいるときは結構な頻度でGrabをいじっています。

日本にもこのようなスーパーアプリが安価で使える日が早く来ることを願うばかりです。

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