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本気で自分を分析してみた(ボウリング)

どうも、ボウリング大好きbbボウラーです。
今回のnoteは私のとある日のボウリング結果についての分析・考察・反省になります。
ボウリングに限らず、スポーツをやっている方にとって、自分のその日の内容を振り返るのはとても大事なことですよね!
成功したなら、上手くいった理由を深堀して、失敗したなら反省すべき点を挙げて、課題解決に向けた策を練る。。。上手くなるためにはこれの繰り返しだと思っています。
では、さっそく生のスコアーと結果を見ていきましょう!


6ゲームスコア 生データ

うーん。。。なかなか不満が残る結果でした。
これこそが今回noteのテーマにした理由であります。自分の実力を最後まで出し切れなかった感が強く残ったため、深堀して反省してみようと思いました。そこで、この生データから自分が特に気になったデータを一つのスライドにまとめたものが下の図(ダッシュボード)になります。生データ・分析結果・その時何を考えていたかを思い出しながら、反省していきたいと思います。データの分析は、エクセルとAndoridのアプリ「BestBowlingLT」を使用しています。


気になったデータをまとめたダッシュボード


分析

アベレージ・ハイゲーム

ゲームの内容は6ゲーム戦で前半3ゲーム終了後レーン移動して残り3ゲーム。
アベレージ 183.5(6ゲーム)
ハイゲーム 213(6ゲーム中一番点数を打ったゲーム)

この結果を受けての率直な感想は、実力を発揮できていないなぁと感じています。言い訳になりますが、この2か月、体調不良・ぎっくり腰などが重なってほとんどボウリングはできていませんでした。したがって、実戦は久しぶりでした。普段のアベレージは200前後ですので、投げている間は上手くいかないもどかしさと、悔しさがありました。アベレージとハイゲームが伸びなかった理由はいくつかあると思いますが、スペアミスの多さが1番に挙げられるとおもいます。ほかには、1投目の精度の低さからのノーヘッド(1投目に一番前に立っている1番ピンにボールが当たらないこと)の多さや、大事な場面でのオープンフレーム、体力低下による集中力の欠如・投球の再現性の低さなど挙げられます。1つの目安である200点を超えたゲームが2回しかないのも寂しいですね。


ノーヘッドの回数・オープンフレームの数

ノーヘッドの数  4回
オープンフレームの数 17回

ノーヘッドの数は一投目の精度と関係があります。私は右利きですので、1番ピンと3番ピンの間にボールを当てることができればストライクの確率が高くなります。ノーヘッド=1番ピンを外しているので、もちろんストライクではありません。(例外もありますが)
また、残ピンも複雑に多数残ることが多いので、スペアー率にも影響を与えます。
ノーヘッドが起こりやすくなる原因を自分なりに考えてみました。

  • 疲労・集中力の欠如からのリリースミス

  • ラインどりを大きく変えたとき

  • ボールチェンジをしたとき

特にリリースミスからノーヘッドする確率を減らすことができれば、スコアメイクも安定しそうです。

ストライク率

ストライクの数/一投目を投げた数 で算出しています。
50%を超えている点は評価できると思います。
ラインどりのミス、細かなリリースミスはあるものの、球質がそこそこよかったのでポケットに運ぶことができれば、10本のピンを倒すことができました。
具体的には、球速<回転数<回転軸 の順で気をつけていました。
43フィートのレーンだったので、奥のドライゾーンまで運べるように意識しつつも、ドライゾーンで反応しすぎないように 縦>横 回転をベースに攻めていました。後半のレーン移動した先では、バックエンドの反応が安定しなかったので、フッキングを中間部に持ってくることで対応しました。ただ気づくのが遅かったので、スコアは伸びませんでした。
ストライク率はブランクの割にはかなり高い数字になっていたと思います。それゆえにビッグゲームを引けない弱さが露呈した形となりました。

スペアーカバー率

スペアーの数/(スペアーの数+オープンフレームの数) で算出しています。
この日一番の問題でした。スペアが取れないので点数が伸びませんでした。
スコアを安定して打ち続けるにはスペアーカバー率が高くなくてはいけません。ほとんどのスプリットは取れないものと仮定して、それでもカバー率は70~80%ほしいところです。

さらに、シングルピンのスペアーカバー率を示した図を下に載せています。


4番ピンカバー率  60%
7番ピンカバー率   0%
10番ピンカバー率 25%
シングルピンのスペアーカバーがここまで低いと、勝負の世界では生き残れません。10番ピンが残りやすく取れていないことがわかります。
スペアーの感覚を戻すには、集中してスペアーのみの練習が必須ですね。

各フレームのマーク数

この項目を分析する人はかなりマニアックかもしれません。
自分の苦手なフレーム、何かしらの問題が起きやすいフレームがわかります。
詳しくみてみると
1フレーム‥ストライクは出ていますが、スペアー率が0%。1投目が決まらないと修正できない。
2フレーム‥ストライクの後 or オープンフレームの後なので集中していると思われます。
3フレーム‥マーク率50%、集中が続いていません。
4フレーム‥ストライク率は高い数字。しかしここでもスペアーが取れていない。
5フレーム‥高いマーク率。4〜5フレームのダブルの回数3回。
6フレーム‥後半戦の1投目。気持ちの緩みからか、低マーク率。
7フレーム‥マーク率100%。理由は2フレームと同様か。
8フレーム‥終盤。高いマーク率。集中度高い。
9フレーム‥ファンデーションフレーム。集中度8フレームから維持。
10フレーム‥最後の挽回を狙って攻めている。ストライク or オープン

この日は、高いマーク率を維持するのが困難でした。ポイントで、オープンを繰り返さないように努力はしましたが、ムラがありました。1ゲーム通しての集中力と6ゲーム通しての集中力維持の難しさは難易度が全然違うことを強く感じました。ハイゲーム1ゲーム目なのも納得できます。レーン読みやレーン対応にももちろん問題があるでしょうが、体力不足感が否めませんでした。

6ゲーム通してのメンタルの変化

1ゲーム目のテンション・集中力を保つのが非常に難しかった。ミスが続くとリタイアしたくなるほど、メンタルにはきていました(泣)
出来ていたボウリングを、今の自分に当てはめた時のギャップに苦しみました。
体力の低下は、思考力の低下も招き、凡ミスを連発。→メンタルが乱れるの悪循環でした。
うまくいかないのが当たり前と思えるほど余裕がありませんでした。
6ゲーム目に諦めの境地から冷静にレーン読みが出来ました。
結論‥6ゲーム通して落ち着いてプレーは出来ていませんでした。

レーンパターンについて

中と外の比率が1:14とかなりイージーなパターンでした。
43フィートも長すぎず、短すぎずで、練習ボール〜1G目までは気持ちよく投げていました。スペアに不安を感じてからは、1投目の精度も下がったように体感しています。アウトサイドの返りもよく、外ミスはかなり許容範囲が広かったです。
レーン奥のドライゾーンがあやふやになってきた時点(3ゲーム〜)はレーンを読むよりも、自分の問題にばかり集中してしまったので、対応が大きく遅れてしまいました。

ボールの選択

準備したボール
強いソリッド‥イノベーターソリッド(1〜3ゲーム)
弱いソリッド‥ゲームブレイカー2(4,6ゲーム)
中間ハイブリッド‥アキュツアプレミアム4(5ゲーム)
前半は1つのボールで対応。安定してポケットつけました。スペアを取れなくても
なんとかプラスで前半終了。
後半のレーン移動先で、ボールチェンジ。移動前のイメージでレーンの変化を予想して、弱めのソリッドボールに変えたところ、大誤算!
手前が転がるが先が甘い。アウトサイドに立って対応するも、ひっぱり癖が出て刺さる。
結局ボールをチェンジしますがレーンのイメージを掴めず終わってしまいました。
この日の大きな問題点の1つです。
ボールの特性とイメージが足りておらず、ボールチェンジするもうまく活かしきれませんでした。レーン移動した時に、予想でボールを最初から変えたのも間違いだったかもしれません。移動先でも最初に同じボールを投げていれば、レーン差をより敏感に感じ取れ、対応が遅れずに済んだ可能性があります。準備ボールを適切に使えば、攻略は容易なレーンだったように感じます。

今後の課題と対策

ここまでの分析を踏まえて、スコアーを200アベレージにするための課題に絞って対策を練っていきたいと思います。

課題1  スペアー率を上げる

スペアー率を上げるには、練習するしかないです。練習で1回取れたからと言って試合で取れるかと言ったら、全然違う次元の話だと思います。
まず、この日スペアー確率の低いシングルピンがわかりました。(特に4番、7番、10番ピン)今後の練習では、まずなぜ取れないのかを明らかにする必要があります。原因の予想ですが、

  • スペアーボールのサムホールの調整があっていない

  • 投球が久しぶりであったため、球質が変化し、今までのスペアーアングルでは対処できなくなった

  • 体幹がぶれてしまったり、フォームが乱れてフィニッシュ後の目線がバラバラだった

ことが挙げられます。原因は一つではなく、複合的になって結果スペアーミスになっているはずなので、丁寧に問題を練習で修正していきたいと思います。
ゴルフを例に挙げると、どんなに飛距離を飛ばせても、最後のパッティングがゴルフのスコアを左右するそうです。(約4割とも言われているそうです。)ボウリングにこの考え方は当てはまると思います。どんなにすごい球を投げられてもずっとストライクが出るわけではありません。むしろ、今の私の実力では半分は10本倒せていません。となると残りの半分、スコアーを決めるのはスペアーです。ゴルフのパターと同じように、締めのスペアーを大事にしたいものです。

課題2  全フレーム集中して投げられるような、体力と考え方を身につける

うまく投げられないと、ストレスがかかりフラストレーションが溜まります。
しかし、そもそもうまく投げられる前提そのものが間違っていたかもしれません。練習不足で、運動もほとんどしていなかったので体力・忍耐力・メンタルが落ちているのは当たり前です。
体力については、今後投球する機会を増やしていけば、元には戻るでしょう。ですがレベルアップしてスコアーを伸ばすには、元々以上に体力をつけなければなりません。そこで、実はこの日の後からすぐ、ジムに通い始めました。そこまでハードなことはしませんが、体幹とストレッチによる柔軟性、可動域の強化で疲れにくい身体を手に入れたいと思います。
忍耐力については、考え方一つでもっと寛容にボウリングの結果を受け止められるようになるはずです。例えば、今回の分析で、自分の調子の悪い時でもストライク率が50%前後あることがわかりました。これはまだまだ荒削りとはいえ今後の私の武器になることは間違いありません。ちょっとした自信や拠り所があるだけでもボウリングのスコアが安定することは何度も経験してきています。
メンタルについては一番改善が難しいかもしれません。うまくいかないのが当たり前と思うのは、スポーツにおいてはかなり難しいです。マイナスのメンタルに振るチャンネルを中途半端に回してしまうと、ただただ自信のない投球になってしまうからです。なので、こちらも出来ることを増やし自信を積み重ねていくことが重要なのだと思います。ボウリングは1フレームの積み重ねですがゲームは長丁場で、6ゲームですと60フレーム投げることになります。6ゲーム戦の考え方を、1フレーム100m走✖️60セットと考えるか、6,000mの長距離走と考えるかで攻め方がガラリと変わると思います。このくらいの思考の転換をしてメンタルをうまく強化していきたいです。

課題3  ボールの特性を理解する

今回はメインボールを3つ用意しました。1つ1つのボールの特性はなんとなく理解していましたが、ボール同士の比較は全くしていませんでした。やはりボールチェンジは勝負どころで行うものなので、勝敗に直結しやすいです。3ゲーム終了時点で周りのボウラーのほとんどがプラスだったので、負けられないと思い勝負に出たのが裏目に出ました。勝負に出るのは悪いことではないと思いますが、根拠があまりになさすぎました。特性を理解し、性能の差をうまく補えるボールを選ぶことから勝負は始まっていると痛感しました。練習の際も、投球練習だけでなく、ボール同士の相性補完という観点からもボールの特性を知って引き出す練習が必要だと思いました。

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございます。
初めてボウリングのnoteを書きましたが、読まれるかどうかはさておき、とても楽しかったです。データを作ることで私自身に気づきがあるのと同時に、文章にすることで理解がより深まったように感じます。
どのスポーツでも振り返り、失敗を繰り返さない意識は大事になると思います。
私のnoteを、ご自身に置き換えてみて分析することにお役立てしてもらえればこれ以上の喜びはございません。
次にボウリングの記録を残す機会があれば、今回のデータと比較したnoteを書きたいと思います。
またまた、気長にお待ちいただけると幸いです。





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