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更け行く夜の嗜みは

 令和5年2月6日夜、入浴して夕餉後に、映画:アルキメデスの大戦を観たのは3度目だったろうか。

映画を観た後は、バッグの底から本を取り出して読む。私が毎日持ち歩く布製のトートバッグは必然と重くなる。何故なら、常に3冊から4冊の本を持ち歩き、車の運転の道中の休憩時や、事務所での昼食時や、待ち時間に少しの時間があれば、さっと出して読めるから、常に同時に複数の本を携帯する習慣だからだろう。現在の携帯書は以下の3冊だが、関東の友人から頂いた、著者:朝井まかて『恋歌』の文庫本も車載しているから4冊か。トランクにも郷土史関係の分厚い本も併せれば何冊持ち歩いている事か、と我ながら呆れ果てる。

1 一雫ライオン著の二人の嘘は幻冬社文庫
2 松本清張著の任務は未刊行短編集で、中央公論新社の単行本
3 城山真一著の看守の信念は宝島社の単行本
それぞれの本には、紙のブックカヴァーを巻き付けるのがこの所の私の流行りだ。もうひとつ加えなくてはならないのは、先人の研究者の論文を持ち歩き、時があれば読み進めている事は、この10年ほど続けている事か。本になっていない分、経費があまりかからなく、事の本質を見極めようとしている研究者の研究成果を読むのは、装丁本を読むそれとはまた違うものが感じられる。そしてまた面白い埋もれた史実や人物が浮かび上がってくるから止められない。


研究テーマの論文

私の現在の研究テーマの一つである【江戸時代の仙台領の警察機構や刑法・凡下の役割】に関しての研究論文は目から鱗の連続である。
4 19世紀の村落体制と貧民・貧困 江戸末期の仙台領・一関領の事例
5 東北地方の郷士集落について
6 犯罪処理課程における領民の諸負担を通してみた仙台藩刑事法の研究
7 江戸時代の一関地域における警察機構 小人目付・横目のはなし
8   同上              隠し目付のはなし

晩酌までのひと時、映画と本当論文との5時間余り、今日も更け行く冬の夜(よ)

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