テレビジョンと言う編集者が行う演出とは、
Qさま!! あの戦国武将が愛した全国の特産・名産ご当地めしSP。 【沢山の皆様より反響】を戴きました、昨日放映されました【Q様!!】の動画が配信され 開始から6分40秒〜 小職の出演はほんの数秒ですが、全国ネットにで放送されました。
★収録は30分程度
①旬の食材は一番安価で、栄養価が高く、何より美味しく、季節のひと時を楽しむ食材のひとつが、真夏の【ずんだ○○】であり、一年を通して旬を無視して【ずんだ】が販売されるようになった昨今の風潮を危惧している事
②奥州伊達氏 仙台領内の餅食文化のお話
旧仙台領では武家の慣わしから派生し、商人、農民が一年を通して、年に最大80回も餅を食べる文化があり、現代まで継承されてきた事 特に、農作業の節目節目に戴いた【農はだて餅】や特に何が無くても食べたい【くいてぇ〜餅】のお話し
③【ずんだ餅】の由来
ずんだ餅とは、大豆になる前の青大豆(枝豆)を塩茹でしてすり鉢に入れすりつぶし、砂糖を加えてまぜたものをお餅にからめて食すもので、古くから宮城県を中心とした奥州伊達家仙台領内における家庭の食物として、特に夏季の食欲減退時の栄養補給の為、生活の知恵から生まれた食べ物であること
④一年を通して食されている訳ではなく、枝豆を収穫できる夏の旬の一瞬を楽しむ、からめ餅の代表の一つ
⑤【仙台あるある】の一つで、ご領主・お館さまである○○公の由来エピソードはあるが、諸説のひとつに過ぎず、確信的な書物や伝承が乏しい事
⑥一年を通して食す、仙台領の餅食文化の【からめ】餅は200種類程度あった事。
⑦お正月の仙台のお雑煮のお話と、地域地域で出汁の材料が違う事というお話をさせて頂きました。
やはり、といいますか、私が本当に言いたかった事では無い【諸説の一つ】に過ぎない、政宗公エピソードである所見のみを、見事に、切り取られておりました。
https://youtu.be/U_scTQw57TM 配信 Qさま5月15日<動画/フル>
テレビ制作側の意図と感覚
テレビの番組制作の過程で「やらせ」があったと言う話題や週刊誌報道に事欠かない状況はいまだに続く。「やらせ」とは何なのか、この定義が難しいと筆者は考える。テレビ制作者が違えば細かい点について意見が異なる上に、制作者と視聴者の間にはかなりの認識のズレを感じざるを得ない。
筆者も、取材経験も踏まえて、やらせというものをどう考えればいいのか、私なりの見解を示したいと想う。
「やらせ」とは「テレビのドキュメンタリーなどで、事実らしく見せながら、実際には<事実ではない>「こと」を【事実】であるように誤認させるような行為を意図的に行うことであろう。
「無い事を、有る事」にするのがやらせ。「有る事」を2倍や3倍に誇張するのが演出」ということになる。もともと存在しない事実を、あるように見せるのは明らかに「やらせ」になるが、存在するものを多種な手法で面白さやわかりやすさを付け足すのは演出とし認識されるのではないか。
実在する人物や実際の事件を題材にするドキュメンタリーは、そもそもどういう企画や意図があるのか、無いのか、そのために何を撮影し、どう編集するのかが制作者の仕事であり、何の意図も演出もなく、ただ撮っただけの映像を流しても、撮って出しのスリルや臨場感は出るが、果たして番組として成り立つのだろうか。
メディアでは撮影された映像は番組作りのための素材である。料理で言う食材である。食材の野菜や肉を冷蔵庫から取り出して並べるだけでは料理が完成しない。焼いたり、煮たり、調味料を加えたり、といった手間を加えることでおいしい料理ができる。テレビ番組も同じように作られている。
存在しないものをあるように見せたり、明らかな嘘をついたりするのは明白な「やらせ」である。
では、番組を面白くしたりわかりやすくしたりするために、「やらせ」を回避し、ギリギリのところを狙うのは演出の一部として許容されるのだろう。裁判でさえも、嘘をつくのは罪となるのだが、あえて都合の悪い情報を伏せておくのは常套手段と言わざるを得ない。
取材した素材をどう取り上げ、どの部分をどう扱うか、というのは演出の範囲だと考えられ、これが「有る事を2倍や3倍にする」という意味となる。
著者は、視聴者はテレビをあまりにも純粋に信じ過ぎてはいないか、と疑問に感じるのだ。テレビで報じられている画像や記事を何の疑いもなく盲信するのは「もうそろそろ卒業」しても良いと感ずる。
制作者が「有る事を2倍にして誇張いるだけ」と考え放映していることも、視聴者からは「それは無い事を有る事」というふうに見える場合はある。そのぐらい制作者と視聴者の間には感覚的な違いがある。
とはいえ、バラエティ番組などは、演出が面白ければ、番組の核となる部分に嘘や間違いがなければ、特段、何も思わないと言うのが視聴者の感覚だろう。【引用:出典】元テレビマンが考える「やらせ」と「演出」の違いとは? ラリー遠田氏 筆
戦国武将が愛した推し飯 伊達政宗公が愛した「仙台のずんだ餅」のくだりは、餅食文化の多様性を訴えた著者の意図に反して、諸説ある中の「多分、近代になり意図的に作られた逸話・創作話」の類の一つの話題として話した【ずんだ餅】の由来が、実に見事に切り取られ、無惨に晒されたかという、実に恥いる内容だった事と、私が考察する史実とはかけ離れた内容だった事実を最後に付け加え、テレビ番組の制作と手法を切り取りさせていただきました。
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