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伝え方で情報の価値が変わる

インターネットが普及してほとんどの情報が、無料で誰にでも伝わる環境になったけれど、有料の情報は今もなお需要がある。
例えば、簡単な料理のレシピやダイエットの方法・生活習慣について、仕事術など、家にいながらでもスマホやパソコンを使えば簡単に調べることができる情報を、書籍や有料マガジンなどの形でそれらの情報が販売されている。
もちろん、インターネットで誰もがアクセスできるサイトの情報よりも、有料情報の方が有益性が高く情報量は多い。
しかし、無料でもかなり有益な情報は手に入る環境になった。
それに今では、YouTubeやSNS、ブログで情報発信をしている専門家が多く存在しており、無料でも十分に情報収集が可能だ。
にも関わらず、今でもたくさんの有料情報に需要があるのには、情報量や有益性以外にもう1つ、伝え方が大きく関係していると思っている。
ただ単に「有料の方が価値があるだろう」「有料の方が信用できる」などの、結構曖昧な判断基準で有料が好まれるケースも1部あるけれど、ほとんどは伝え方だ。

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「9×9=81」という式は大人であればほとんどの人が認知しているけれど、九九を習っている小学生は「9×9」の答えが「81」と教わっても、なんでそうなるのか理解できない場合がある。
形として覚えているだけであって、9が9回足されているから81になるという仕組みまで理解できていない。
少なくとも僕はそうだった。
九九を習いたての小学生なら「9を9回足した数が答えだから81」という仕組みを理解せず、九九の段をとりあえず暗記して「9×9=81」という形でしか覚えていない。
全員がそうではないけれど、僕のように頭の悪い子どもは形でしか覚えず、仕組みまでを理解していないことが多い。
なぜならそれさえ覚えておけばテストで点が取れるからだ。
特に小学生の段階であれば、物事をいちいち細分化して理解しようとしない人がほとんどだろう。
つまり、無料の情報は「9×9の答えは81です」と正しい情報だけだけれど、細かくは説明していない情報が多い。
そして有料の情報では「9×9の答えは81です。なぜなら9を9回足すと81になるからです。」と、答えと仕組みを合わせて説明してくれる。
もちろん、無料の情報でも細かく説明してくれる場合はあるけれど、もっと細かく具体的に情報が知りたい場合には、有料の情報の方が詳しく知ることができる。
実際に、ダイエット情報サイトとダイエット本を比べてみても、科学的根拠や実験データ用いて細かく教えてくれるのは書籍の方が多い。

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わかりやすい説明ではなく、できるだけ細かい説明をしている情報を好む人が一定数存在するから、有料の情報には価値があるのだと思う。
だから、答えや結論は同じでも、それにたどり着くまでの説明や伝え方が情報の価値・需要を大きく左右させる。
もちろん、それだけが有料の価値ではないけれど、伝え方はそれだけ重要だということは事実だ。

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