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真面目はいいけど、愛されにくい

ある日の夜、コンビニに飲み物を買いに行った帰りに、近所でスーツ姿のサラリーマンとすれ違い、あいさつを交わした。

もう24時を回っているのに、こんな時間まで残業をしていたのだろうか。

ほとんどの居酒屋は営業時間を短縮しているし、仮に営業している居酒屋があったとしても、平日の夜遅くまで飲み会をしていたとは思えない。それに、すれ違ったサラリーマンからは酒の匂いが一切しなかった。

おそらく、その人の抱えている荷物と眠たそうなあいさつから察するに、遅くまで残業していたんだろう。
仮に定時を17時とするなら、6時間以上は残業していたことになる。
そう考えるととんでもない。


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ほとんどの大人は子どもが真面目に育つことを望んでいて、その期待に応えようと子どもも真面目に勉強して、真面目に就活して、真面目に働くようになる。
この流れに何1つ間違いはないし素晴らしいことではあるけれど、真面目すぎる人は人に利用されやすくなるという欠点が潜んでいると思う。

真面目が故に、ブラック企業に勤め続けたり、上司に頼まれたサービズ残業をし続け、徐々に自己主張が少なくなり、最終的に自分の首を絞めてしまう。
夜中にすれ違ったサラリーマンも本当に残業で遅くなったのなら、かなり真面目に働いている人だと思う。

会社からすればとても優秀で使える社員でも、過労による負担や可処分時間の大幅な減少は、労働者からすればかなりキツイことだ。
また、本人は真面目に働いていることが正しいと思い続けている場合だと、過労死に繋がってしまうリスクがある。
勝手な考察にすぎないけれど、1日に6時間近くの残業はかなり大きな負担であることは間違いない。


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真面目に生きることは簡単ではないし、大人になってからマネしようと思ってもかなり難しいけれど、真面目になることが全て正しいというわけでもないと思う。
はっきり言って、真面目さだけを追求してしまうのは間違っている。
真面目に生きていれば損はしないということはあり得ないのだから、嫌なことは拒否して避けることが大切だ。

真面目に漬け込んでくる人が多い分、利用される可能性も十分にあり得る。

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