【社員座談会】フロントエンドエンジニアが感じているジェイスリー流のお客様との向き合い方とは?
ブランディングエージェンシーとして企業価値の向上を上流から支援するジェイスリーでは、お客様の想いをカタチにするフロントエンドエンジニアの役割を担える人を募集しています。
今回は、フロントエンドエンジニアのキャリアを経ていまはマネージャーとして奮闘する新沼千帆さん、ベテランのエンジニア佐々木重如さん、入社1年目の田原口碧(みどり)さんにお客様の要望や困りごとにどのような姿勢で向き合う会社なのか、話を聞きました。
さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる場所
ー みなさんの入社経緯や担当の仕事について教えてください。
田原口:では、入社1年目の私から(笑)。フロントエンドのエンジニアとして働く以前は、アパレル企業で仕事をしていたのですが、ECサイトの需要や雑誌をアプリで見る機会も増え、ネット上にあらゆる情報が出てくるようになって制作に興味が湧きました。
そこから新たに勉強をして転職し、さらなるスキルアップのために多数の社員がいる中で刺激を受けながら仕事をしたい思い、ジェイスリーにたどり着きました。Webサイトを見ていて、長年の実績はもちろん、メンバーのプロフィールや個々の実績が掲載されていたのが印象的で、一人ひとりが経験を積み重ねている会社だというのが伝わってきたんです。多種多様な仕事ができるのではと思って入社しました。
いま主に担当しているのは保険会社さんのWebサイト制作です。こちらのサイトは各保険情報のわかりやすさや掲載すべき事項など、さまざまな要望や条件のもとWebサイトを作っていきます。自由度高く制作に関わるという当初私がイメージしていた世界とは異なるのですが、与えられたテリトリーでどれだけ良いものを作れるのか。そこに挑めるのは刺激があるなと感じています。
佐々木:ジェイスリーの仕事は、クライアントに近いところで仕事ができるし、一緒に作っていくという感覚がありますよね。私も仕事のスタイルがマッチしているなと思ったのがジェイスリーでの仕事でした。入社して4年目なのですが、実は入社以前から父が営んでいた家業の広告制作会社がジェイスリーと取引関係にあったので、すでに15年以上ジェイスリーとの縁が続いています。
当時、コンピュータが普及する前で広告を手作業で作っていた時代から、DTP制作などパソコンでの制作が主流になるまで広告制作の移り変わりを一緒に見てきたんです。2019年に家業が廃業し、そのタイミングで声をかけてもらい入社をしました。
いまは、コーディングや日々の運用案件、LPの制作を担当しながら、社内の人手が足りない部分にサポートで入ることもあるのですが、時代の流れと共に技術が変化する度に、どういったものが世の中に求められるのか情報をキャッチアップしながら、いろいろ身につけてきましたね。
新沼:私は入社して11年目ですが、「頼れる人は佐々木さんしかいない!」という場面が何度もあり、助けてもらったことがたくさんあります。
佐々木:クライアントさんの期待に応えたいという思いで、なんとか乗り越えられてきたなと思います。入社以前にやってきた仕事の中には、パソコンやインターネットなどの普及で需要がなくなった業種がいくつもあるんですよ(笑)。かつての広告制作は、製図ペンなどを使って手作業で版下を作っていたのですが、この作業がなくなっていったのが一つの変化です。
もう1つは、Webサイト制作で「Flash」というアニメーションに特化した技術が流行ったのですが、スマートフォンの登場によりサポートされなくなり、私が得意としていたその分野の仕事がなくなる、という経験もしましたね。
新沼:広告制作の移り変わりを経験しながら、ずっとジェイスリーとの縁が続いているっていう歴史がすごいですね。
私は小学生の頃からパソコンを使った仕事がしたいと思っていたので、情報系の高校や専門学校を卒業して、出身地の宮城県から出て東京に行ってみたいという理由もあってジェイスリーに入社しました。
入社してフロントエンドのコーダー、Webデザイナーとして働き、デザインも、コーディングもシステム面もいろいろと経験しました。ここ数年はリーダーやマネージャーの役割を担いながら、クリエイティブディレクターとして、基本的にはフロントエンドのメンバーとお客様によりよい提案をするための議論や各案件でフロントエンジニアのサポートをしています。
クライアントに最適な技術でアウトプットする
ー 経歴はもちろんジェイスリーへの入社経緯もさまざまですね。フロントエンドは新たな技術の習得なども必要だと思いますが、みなさんはどのようにキャッチアップしているのでしょうか?
佐々木:私はなんでも気になった見出しを見るようにしていますね。あとは、日々SNSで技術系アカウントをフォローして、タイムラインに流れたら情報を調べていくなどしています。新沼さんはどうですか?
新沼:私も同じような収集の仕方ですね。提案に活かせるネタを探す視点で、流れてきた情報で特に気になるものは調べています。他のメンバーに教えることもあるので、新しい技術や制作のトレンドなどを常にインプットするようにしていますね。
入社当初は毎朝出社したら情報系のサイトを見るのをルーティン化させていました。デザインからコーディングまでいろんな情報が掲載されているまとめサイトをだいたい15分くらい、どんなに忙しくても最低5分は見るように心がけていました。
田原口:私もSNSなどの情報収集は基本にしつつ、同じような職種で働く友人たちと情報交換することも多いです。情報が自分の業務に適しているのか、使えない情報なのかといった判断が難しいなと思うこともあって、クライアントに合っているのかを見極められるようになりたいなと思います。
ー 新しい技術も生まれる中でジェイスリーのエンジニアに必要なスキルは何だと感じていますか?
新沼:HTML、CSS、JavaScriptはマストのスキルです。あとは、バックエンド側でよく使われる「Git」というファイル管理ツールがあるのですが、Webサイトの制作では各ページを外部パートナーも含め、複数人で作成していくので、ツールを使った情報共有や連携ができるように仕組みを理解できているのは大事かなと思います。
佐々木:必ずしも最新のスキルが求められる仕事ばかりではないんですよね。当社には取引の長いクライアントも多く、長期間運用している案件の中には既存の技術で安定的な運用が重視されることもあります。もちろん向上心として新たなスキルを身につける姿勢は大事ですが、責任を持って案件に取り組むことはより重要だと感じます。
新沼:そうですね。確かに最新技術を使う案件ばかりではないですが、そうは言っても知見やアイデアは必要なので、その技術のスキルを持っていたり、必要性を伝えられたりできれば、新しい技術を導入しやすい環境だと思います。
まずは、クライアントにとって何がいいのかという視点を持ち続けるのが大事だなと。コーダーはエンドユーザーの視点でWebサイトのことを一番思考する役割をしていると思うので、与えられたものを作業するだけにはとどまらずに、よりよい方法などを伝える力は求められていると思いますね。
ー 近年はノーコードツールなども発展してきて、誰もが直感的にサイトを作れるようになってきました。そんな中でジェイスリーとして提案できることって何でしょうか?
新沼:確かにノーコードツールの登場で気軽にサイトを作れるようになりましたね。ただ、細かいところで「これってノーコードでできるのか? できないのか?」といった判断がつかないこともあると思います。
私たちはノーコードのメリットやデメリットも考えながら、お客様が何をしたいのか、なぜそれをしたいのかという根本的なところを一緒に話しながら、よりよい方法をご提案できます。当社が蓄積してきた経験を踏まえて伝えられるのは強みだと思っています。
田原口:それは働きながら、私も日々実感しているポイントですね。クライアントから求められることに「こうすれば結果が取れる」と言える実績や蓄積された知見があるのがジェイスリーの強みだなって思います。
ジェイスリーがサポートをすることで、クライアントの未来につながるものが生まれるかもしれない、と期待をしてもらえたら嬉しいですよね。
佐々木:私がクライアントの立場だったら「こんな風に仕上げてくれたんだ」と期待に応える、あるいは期待を超えるものが出てきたら嬉しいですよね。そうしたものをジェイスリーは求められていると思いますね。
新沼:もう手段にこだわらないというか、一旦みんなで考える姿勢であらゆることをやってみようとしますよね(笑)。できる、できないに関わらず、最適だと思うものをフロントエンド側は選択するし、こちら側に知見がないことだとしたら、学びながらパートナーさんたちと一緒にクライアントの希望、やりたいことを実現して結果につなげる最適な提案をしようとする思いは、どのセクションでも同じですね。
チームで挑み、個の力を伸ばす
ー 何とかして実現しようとする姿勢がクライアントさんの信頼につながっているのですね。
新沼:まだWebサイトでワードプレスが主流でなかった時に、JALさんの新しいWebサイトの制作を担当したのが思い出深いですね。当時は3年目ぐらいで、自分の仕事がいっぱいいっぱいになっている中で、2ヶ月後に公開というタイトなスケジュールでの制作でした。
ワードプレスにも慣れていない中で、サイト構造もどうすべきかわからないところから始まって……。必死でインプットしてアウトプットする日々でしたが、ジェイスリーでの仕事の取り組み方とか、新しい技術に挑んでいく感覚など、効率良くお客様が納得するよいものを作るための考え方や動きは、いろいろ学びましたね。仕事のスタンスが確立していったのかなと思います。
田原口:私も今CMS化に取り組んでいるのですが、最初はわからないこともたくさんあったのですが、ようやくCMSのことをいろんな角度から考えられるようになりました。そもそも相談し合ったり、一緒に悩んだりしながら進めていくことが好きなので、そうした環境で仕事ができて充実しているなと思います。大変なこともたくさんあるんですが、この会社でなら一つひとつ乗り越えられそうだなって思えるんですよね。
社内の雰囲気は、基本的には集中して作業をしている人が多いですよね。黙々とやりたい熱中タイプの人には合っている職場なんじゃないかなと思います。
佐々木:そうですね。静かに集中して作業をする時間が多いですが、みんなで一緒に作っていくことを楽しんで仕事している印象ですよね。
私もWebサイトのリニューアルでCMS化に携わって、その会社の採用の応募者数が何倍にもなり劇的に改善したという結果が出た時は、デザイナーとも喜び合いましたし、嬉しかったですね。社内のメンバーとパートナー企業と一緒に取り組むことで知見を得られたのも、私自身チャレンジングなことができたと実感しました。
新沼:入社当初と比べて、今はメンバーも増え、佐々木さんのような経験豊富な人たちも社内に多くなってきたので、相談できる人がいる環境になっていると思いますね。同じプロジェクトじゃなくても社内で気軽に相談できるのはありがたい……。マネージャーとしてこうした環境を維持して、よりメンバー同士がお互いに高め合っていけるような雰囲気を作っていきたいなと思っています。
ー チームで取り組む中で個の能力も高めていっているのですね。最後に、クライアントにとってどんな存在でありたいと考えているか教えてください。
田原口:クライアントが求めるもののさらに上をいくようアウトプットして「相談してよかった」と思ってもらえるような提案をしていきたいです。もらった瞬間に「いいな」って感じてもらえることも嬉しいですが、1年後、2年後でも「よかった」と思ってもらえるものを作りたいです。
佐々木:私もスピード感を持って期待に応え続けていきたいし、これからは自分の学んできた知見を社内にも共有してフロントエンドのチームのスキルアップにもつなげたいと思っています。日々の業務を一緒に取り組む中で積極的に伝えていきたいと考えています。
新沼:みんながクライアントと一緒に、何か考えたり作ったりっていうところを楽しんで取り組める環境を保っていけるようにしていきたいですね。私自身、進化する技術に置いていかれないように常にアンテナを張って、より良いアウトプットができるように高めていきたいなと思いますし、やらなきゃいけないなと思っています。
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