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インド系インターではヨガの授業も? その意外な効力とは

興味はありつつ、何かきっかけがなくて今まで縁遠かったヨガ。

ある日を境にやってきました・・・我が家にも、ヨガ講師が・・・笑

そのヨガ講師は息子です。

グローバルインディアンインターナショナルスクールはその名の通りインド系インター。学校では週に2回ヨガを習います。
ヨガの先生がかなり本格的にヨガの歴史や大事にしている考え方、呼吸の仕方、動きなどについてしっかりと教えてくれます。

「足を蓮のように組み、深く呼吸をして、指で輪をつくり・・・    ・・・そして最後は手を合わせて「ナマステ」」
なんて、結構きちんと教えてくれます。

息子に教わるまでは、ヨガのイメージと言えば、健康意識の高い女性が仕事後やOFFの日にちょっと汗を流しに行く、みたいなイメージがあったのですが、発祥の地インドでは、本当にすごいらしいですね。
ヨガ大学、なるものがあって、そこを出ればヨガマスターの認定を受けられ、それは医者と同等の価値のあるものなのだとか。

インドでは、神的、霊的な存在への信仰が大変厚いため、そういったものと切っては離せない関係にあるヨガのマスターというものは、非常に尊敬の対象になるのだそうです。

最近結構インド関連のお話をいろんな方から聞いたり、本を読んだりすることが多いのですが、あのカオティックな国の中から、信じられないほどすごい人が現れます。

友人に勧められて読んだ『ビジョナリーであるということ』の主人公も、インド人でした。
治療費は患者が選ぶことができる、お金のない人からお金を1銭も取らず、寄付金にも頼らず、医療環境のあまり整わないインド中で相当数いる失明者/失明予備軍を治療していく仕組みを作った方のお話。

世界的に尊敬を集め、GIISでも胸像が飾られているガンジーももちろんインド人ですよね。

しかし、息子の精神状態をみていると、時々ヨガの影響を感じることがあります。

あまり、一瞬一瞬の感情に支配されないのです。

日々暮らしていればいろいろな感情が湧き起こります。笑ったり喜んだり、という感情の時は良いですが、悲しいことや怒りたくなるようなことがあるとついついその場の感情に流されてしまいそうになります。

ところが、息子は明日大切なテストでも、つい数時間前に野球で大事な試合で惜敗しても、たった今パパに怒られても、結構平気です。(いいのか悪いのかは不明!)
もちろん「緊張するな」「悔しいな」「やべー怒られた!」などという表にでる感情もありますが、息子の心の芯みたいな部分は常に一定なのです。

私の場合は、何か心配事があると、何をしてもずっと心がその心配事に囚われてしまい、「心ここにあらず」の状態が起こってしまうことが悩みでした。
直したいと思っても、ふと気づくと心配事について考えているのです。


私が何か心配事があって囚われの状態になっていると、結構な確率で息子が気付きます。
そして、「ママ、寝る前に一緒に瞑想しよ!」と誘ってくれるのです。

息子は、瞑想の仕方を学校のヨガの時間でしっかり習って実践しているのでお手のもの。
ですが私は雑念だらけの生き物wなので、心配事がありながら瞑想していても、そのことばかり考えてしまいます。
なので最初は、「そんな気分じゃないのになぁ」とあまり気乗りしていなかったのです。(ごめんね)
…ですがだんだんとその効力を感じるように!

”別に雑念が浮かぶこと自体は悪いことじゃない
雑念に気付いて「無」に戻すプロセスが大事なんだよ”

そう息子に教わってからはずいぶん気楽に取り組むようになっていました。
そして、気づくと瞑想中は相当の時間、「無」になった状態で過ごせるようになってきました。
無になっている時間が増えると、なぜか心配事が自分の心の中を閉めるウェイトがかなり小さくなっているのです。

不安や心配事が消えないのは、いつもいつも(まだ起こってもいない)未来にばかり目がいくからなのだそう。
目の前にある「今」に注目をし、やるべきことをきちんとやる。

まだまだ修行中ですが、GIISで息子が学んだヨガのおかげで、私の心配性も少し楽に付き合えるようになってきました。

GIISの良い特色のひとつは、このインドならではの授業です。
他にもまだいろいろ有りますので、引き続きお伝えしてまいりたいと思います。


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