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圧倒的インドア派女の屋久島デビュー【1:移動】

トレッキングしなくても屋久島行ったっていいじゃない


屋久島。
そこは屋久杉等の巨木の原生林、多様な動物・植物が生息する、太古の自然に包まれた深緑の島。
樹齢2000年代~7200年とされる最大の屋久杉『縄文杉』、『もののけ姫』のモデルとなった神秘的な森など、多数の見どころが存在し、多くの人々がトレッキングに訪れます。

これまでトレッキングとはまったく縁のない人生を歩んできた私ですが、この度、突然屋久島へ初上陸してきました。

トレッキングは一切してないけど。

だって縄文杉って、片道5時間、往復10時間のコースだっていうじゃない。インドア派・陰キャ・プロ級ぼっち・おまけにペーパードライバーと華麗に四拍子をキメている私には到底無理。
できることなら仕事も行かずにずっとお部屋でYOUTUBE見ていたいし、おんもでたくない。

というのは半分ひねくれた性格故の嘘で、今回は別途所用があって屋久島に行くことになったため、観光に割けるまとまった時間がなかったのでした。
もし次に行く機会があったら、もののけの森は見てみたいなあ。縄文杉に至るには本格的なトレッキング装備が必要&朝ちょう早く出発とのことで、端から諦めています。

いざ屋久島へ

羽田空港から屋久島への直行便はありません。
一般的には各空港から鹿児島空港を経由して屋久島空港へ飛ぶ、もしくは鹿児島からフェリーor高速船で屋久島へ向かう模様。

私は今回直前まで福岡に出張していたので、福岡空港から直行便で向かいました。

プロペラ機なので、バスに乗って飛行機まで向かうパターン。
福岡空港のバス搭乗ゲートの待合スペースは見晴らしがよくて、飛行機の離発着が目の前で観れます。

いってきます&到着しました

空港好きです。飛行機の発着ってずっと見ていられる。

巨大ターミナル駅で電車が出たり入ったり光景も好きですが、たぶん、色々な専門職の仕事が複雑に合致して、美しいオペレーションを形成している場所が好きなんだと思います。
このあたりマニアックに誰かと熱く語り合いたい。

三輪自転車でキコキコと移動する職員の人。かわいい。

飛行機や三輪車をボンヤリと過ごしていると、搭乗時間です。
バスに乗り空港内を走ること数分、見えてきましたプロペラ機。

プロペラ機ってあまり乗る機会がないので、観光バスに羽が生えたようなミニモニっぽい大きさに「これ本当に飛ぶの・・・?」と一瞬不安がよぎります。

航空会社も、私のように「飛行機や船が飛んだり浮いたりする仕組みをいまいち理解していない」人間には言われたくないですよね。ごめんなさい。

ちっさくてコロンとしててかわいい。

機内は2席・通路・2席というバスのような
<席席 通路 席席> 
↑ みたいな並び方だから、「大きな機体の3席並びの真ん中」のようなチョイ居心地の悪い席がなくて、どこに座っても快適。

福岡空港から屋久島空港へは約1時間のフライトです。客室乗務員は1人で、途中、飴をくれます。

鹿児島上空に差し掛かると、機体の左側に桜島、右側に開聞岳が見下ろせます。

雲の帽子をかぶった開聞岳。
手前から竹島、硫黄島、右奥にうっすらと黒島

この日は良い天気で、空と海の青、雲の白のコントラストがとても綺麗でしたが、屋久島上空で高度が下がってきた時、空は晴れているのに突然大雨が降ってきました。屋久島は雨がとても多いと聞いていたものの、天気の激変にびっくり。

屋久島上空
この後突然大雨が降ります
とうちゃく~ とうちゃく~。

飛行機から降りる時、どしゃぶりだった雨がサッとやみましたが(空は晴れたまま)、空港の地面が濡れています。

屋久島空港。

というわけで、無事に屋久島に上陸できました。

余談ですが、鹿児島と屋久島を繋いでいる高速船に乗ってみたかったな。
屋久島への移動手段を調べていた時、初めてこの船の存在を知って衝撃でした。

足で海面に立ち超高速で移動。これ、船なの? ※公式サイトより
カーブめちゃめちゃ攻める ※公式サイトより

到着して10秒で徒歩の限界を実感

ある程度予想はしていたものの、暑いし雨はいきなり降るしで、大荷物を持っての徒歩移動を早々に諦め、今日のお宿までタクシーで移動しました。
公共交通機関としてバスがあるけれど、本数が少なくどうしても時間がかかるので、タイミングが合えば利用することにします。

いい眺めダナー

宿の周辺を散歩しつつ、まずは宿から徒歩5分程のスーパーマーケットへ。

屋久島は
1,コンビニが無い
2,24時間営業のお店が無い
3,スーパーマーケット『Aコープ』は午後8時閉店
4,島で唯一のドラッグストアは午後10時閉店
5,島で唯一のモスバーガーは午後9時閉店

という、便利に浸かりきった我々には厳しいショッピング環境なため、水や念のためのインスタント食品、生活雑貨を少し多めに買っておきました。

屋久島で私の命をつないでくれた「Aコープ」

上記の理由から屋久島の夜は早く、8時ともなれば宿の周囲は真っ暗になります。真っ暗だし、チョクチョク視界に入る謎の虫は怖いし、明日は島をグルッと半周するので、早めに就寝。

以上、1日目おしまい。


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