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多くの人を勇気づける言葉たち

私が通っていた大学では1・2年次の過程で「聖書」と呼ばれる必修授業がありました。

聖書の読み合わせはもちろん、内容の解説を丁寧にしてくれるという授業でした。


この聖書の授業は全学部の生徒が必修で、必ず単位を取らなければ卒業することはできません。

当時、私は特に信仰もなければ、宗教ということに対して、ポジティブでもネガティブでもない印象を持っていました。


つまり、関心がなかったのです。


最初はもちろん単位を取るために、とりあえずちゃんと話は聞いておきます!程度の参画度でした。


ただ、聖書の授業の先生の話は、毎回とても楽しかったのです。


聖書の内容が面白いということはもちろん、その先生の話し方やプレゼンテーションと言いましょうか、生徒に対する伝え方がとても面白かった。

そして、その先生が放った次の一言で、完全にその授業、及び先生に引き込まれていったことを鮮明に覚えています。


「聖書っていうのはね、世界でも最も読まれている本なんだよ」


本好きの私としては、それだけでときめいてしまった。

今はもう10万部売れたら大ヒットと呼ばれる出版業界。

聖書はもう、その何万倍もの人から読まれている書物なのである。

そう言われると自ずと興味が湧いた。


その先生の授業では、特に聖書の中に記載のある「言葉」についての項目をよくピックアップしてくれていた。


・あなたの口のことばによって、あなた自身がわなにかかり、あなたの口のことばによって、捕えられたなら、


・悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。


などなど。


大学の時のノートから引っ張ってきたので、正しい文章でない場合はお許しください。


ただ、この考え方と言いますか、教えは「コトバドリブンメソッド」と通ずることが大いにあります。

つまり、人を傷つけるようなことを言っているとあなたは罠にかかり自分が捕えられてしまう。

逆に必要な時に必要なポジティブな言葉を相手に与えていこうということだと思います。


その一つ大きなポイントとして、私が強く信じる一つの法則があります。


鏡の法則です。


これは私の高校時代の愛読書である、辻秀一氏著「スラムダンク勝利学」にて初めて学んだ法則ですが、ようするに、他人や周囲の環境に対して愚痴や文句を言ったりすると、鏡のように自分に跳ね返ってくるという考え方です。


何がどう跳ね返ってくるのか。


もちろん発した言葉と同じような言葉が、レスポンスとして返ってくるパターンもありますが、スラムダンク勝利学の中ではセルフイメージを縮小させてしまうという非常に恐ろしい効果が記載されています。(気になる方は是非ご一読を!)

セルフイメージとはつまり、自分が自分について抱いているイメージ、自己認識のことになります。

そしてこのセルフイメージは、日頃の言動から決定されるとも述べられています。

つまり、自分に対しては決して言わないような文句や愚痴を他人や環境などに対して発してしまうと、それは自分自身のイメージ・自己認識に大きなダメージを与えるということになります。


仕事終わりの一杯。


居酒屋で、会社や業務に対しての愚痴や不平不満を言ってしまう。

もしかしたらその瞬間は気持ちよいかもしれません。

しかし頭の中では「仕事=めんどくさい」とか、「上司=うざい」というイメージが着々と膨らんでしまっていることになる。

そうなると仕事を頑張ろう!と思ったときに、「めんどくさい」・「ウザい」という言葉などがあなたを邪魔してきますよということですね。

いざという時に、大事な時に、力が出なくなってしまうのです。


ここでの大きなポイントは、逆はどうなの?ということです。

つまり、愚痴や文句ではなく、ポジティな言葉を意識して発すると、どうなの?ということです。

そうです、ポジティブな言葉を意識して使うことによって、そのセルフイメージを大きくすることが可能になるのです。


まさに鏡となっているワケですね。


あなたは、聖書のように誰かを勇気づける言葉や、自分のセルフイメージを大きくするような前向きな言葉を使いますか?


それとも、逆に一瞬の気持ち良さのために、ネガティブで汚い言葉を使いますか?

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