隣の隣で試してみたら
昼飯を食べるべく、新宿のよく行く丼もの屋さんに入った。牛丼とうどんのセットを頼むと相変わらずの早さで運ばれてきて、早速食べ始める。直ぐ後に入ってきて隣に座った男性の元にも牛丼が運ばれてきたのを何となく視界に捉えながら特に気にせず箸を進めていると、その男性が私の目の前にあった紅しょうがボックスを手にとって、小さなトングで牛丼の上に乗せ始めた。極々自然なよくある光景。私は気にせずうどんを啜りながら、天井の隅に設置してあるテレビ画面に目を向けた。
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