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営業について語る!

昨年の今ごろ、巷を騒がせていたダークサイド営業の件ですが、これははっきりいって一言では語れない問題です。
なので面倒くさいし語りません!いや語らんのかい!


さて、営業とは何ぞや?という話ですが、

お祭りや学園祭などのイベント行事、会社の忘年会や新年会、結婚式などで芸人がネタを披露したり、MCをする事でその場を盛り上げ、お給料を戴く仕事のことをこう総称します。

そして事務所所属の芸人が事務所に連絡せず独自で行ってしまう、これがいわゆる闇営業です。


ものまねを得意とする自分は他の芸人に比べると、かなり営業の数はこなしている方だと思います。
漫才よりコントより、ものまねは需要が高い芸として重宝される気があります。何しろ分かりやすいし。


そんな私の初営業とは。


うっすら覚えてるのは、大阪時代、ものまねも覚え始めた2006年頃でしょうか、どこかの公園のお祭りでネタをやった気がします。
ただ、一緒に行ったメンバーが、ハミデルラヴィーンさん(ちょっと前に『学校へ行こう』という番組に出ていた人)や、大阪NSC1期生でダウンタウンさんと同期の原SHOWさんという方とご一緒した、という事以外は全く覚えていません。ウケたかどうかも。
初めての営業だったので興奮と緊張もしていたはずなのに、人間の記憶というものは曖昧ですね。


その後、

◎知り合いの結婚式から知らない人の結婚式

◎大型ショッピングモールで戦隊ヒーロー達とコラボしたステージ

◎お見合いパーティーでネタ

◎サウナの中でネタ

◎岐阜県で3日連続泊まり込みでショーパブ出演

◎新横浜のホストクラブで深夜4時からの舞台


など、さまざまな場所で経験を積みました。
夜のお店でのネタ披露も多かったと思いますが、大体はネタを聞いていないなど悲惨な現場がほとんどでした。
上記の新横浜のやつは、お客が近くのキャバクラのお姉さん1人と、ホストの店員5、6人という仕込み乙な有様でした。
またそのホストが「フゥー!フゥー!」「オッケイオッケイ!」とマニュアル仕込みの掛け声と手拍子(真顔)で私のネタを盛り上げてくれたのです。いや笑え笑え!

占い師の人が経営する居酒屋でネタというのもありましたね。そのお店はすぐに潰れたらしいですが(自分の店の運命は予知できなかったようです)

群馬で活動する知り合いのパフォーマー『せきあっし』という男のツテで、群馬の営業にも多く行かせて頂きました。
そのせき氏が紹介してくれた仕事は、9割方楽しい思い出が残っています。
場所は保育園や児童館など子どもが沢山集まるところばかりでした。彼がファミリー向けの芸風だったのも健全な案件しか呼び寄せなかった要因なのでしょう。


そういえばデビューしてすぐ、あるベテラン芸人さんと知り合い、「自分が司会をやっているクラブのイベントがあるのだが、自分が出られない時、代わりにやってもらえないか」と言われとりあえずそのイベントを見に行ったら、二階席もある超巨大クラブで、周りのお客も酔っ払いばかりでガラが悪い感じがしてビビってしまい、秒で辞退を申し出た事があった。
当時の記憶なので、そこまで会場は大きくなかったかもしれないしお客さんも怖いと勝手に思い込んでいた可能性もあります。

いつかそこで難なくこなせる日が来たら、過去を乗り越えた・・・みたいな格好良いストーリーが出来そうですね。実際見たらやっぱデカくて辞退するかもしれませんが。


今の事務所になってからは、全て事務所に報告し、通してもらってから行くようにしています。
ただ芸能界に巨大タイフーンを巻き起こしたようなダーク増し増し案件もありますので、慎重な見極めが必要となりますね。



というわけで、自粛が明けたその時は、ウルトラハイパーデラックスホワイトなお仕事お待ちしております!と、芸人一同が願っております。

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