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私がライターを志した理由

*この記事は、私が2022年2月~5月に受講した「あなたのライターキャリア講座」の執筆課題を再構成したものです。

私がライターを志した理由は、今いるところから次のステージへ踏み出し、意義・意味のある暮らしをするためです。 これからなぜそう思うに至ったのかをお話ししたいと思います。

私は現在、ITやAIの技術を活用したヘルスケアビジネスのリサーチャーとして働いています。3年前に手術した後、部署を異動して就いた仕事です。リサーチャー業務の中には、欧米の医学・科学分野の論文や記事、ホワイトペーパーを読むというものがあります。その技術や結果を「正しく」「根拠を持って」「わかりやすく」伝えるため、時には辞書を引いて適切な言葉を選びながら説明文を書いているのです。

私にとって、この仕事はいわばライフワーク。満足していますが、仕事をしているといつも、イチから文章を書く方法や技術を学び、骨があり血が通う文章が書けるライター修行をしたいと思うのです。しかし日々の忙しさに振り回されて、なかなかその一歩が踏み出せずにいました。

転機が訪れたのは、ちょうど1か月半ほど前。自室の断捨離のため、部屋の8割近くを占めていた本や、学生時代のノートなどを捨てる機会がありました。その際、つれづれに書き留めたメモや手帳が大量に見つかったのです。それらはすべて私自身が書いたもので、書いてから30年以上も経っていると判明。読みかえしてみると、忘れていた人生の想い出がさまざまに蘇ってきました。
非常に推理小説や歴史小説を読むのが好きで書きたいとさえ思っていたこと、香港や台湾の映画を愛するあまり、感想をしたためるだけでなく批評もしていたこと。まるで当時の私が目の前に現れたようでした。

やっぱり、文章に挑戦したい。そう思い、残りの人生でモノを書くことにチャレンジしようと決意しました。やるからには現在の仕事にも役立ち、その後の人生において意義や意味があるようにしたい。どうしたらそれを実現できるか、何から始めればよいか色々と調べました。

結果、HowToといった技術論だけでなく、思考を学べるほうが基礎もできるし応用もきくという結論に達したのです。そしてたどり着いたのが、この「あなたのライターキャリア講座」でした。早速申し込み、今日に至ります。

まずは現在の仕事の精度を上げるためのライター修行を積むつもりです。そして多くのライティングを経験し、得たものを活かして、いずれは私が愛してやまない芸術や文化の紹介や評論のできる「モノ書き」となりたい。これが私の考える、意義・意味のある暮らしです。
ゴールまでは非常に遠いですが精進したいと考えています。以上が、私がライターを志した理由です。
(字数:1065文字)