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保護猫をお迎えする前に用意しておく7つのもの

保護猫とは、さまざまな理由で保護された猫のこと。保護猫という言葉の認知度の高まりと、猫ブームから最近では多くの方がペットショップでなく保護猫を選択しています。

保護猫をお迎えする『譲渡』は、ペットショップとは異なり飼育環境の調査や面談などがある場合があります。保護猫は人間から手放された猫や、そんな猫と野良猫の間に生まれた子猫たちです。もう2度と人間から手放される経験をさせたいためにも譲渡に条件を設定する保護団体もあります。

今回は、保護猫を受け入れる際に必要なものや譲渡のフローについてご紹介します。

保護猫とは|お迎えまでの流れ

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保護猫は、行政やNPO団体、動物愛護団体(これらに提携している動物病院)などで保護されています。

そのため、お迎え(譲渡)を希望する場合は、近くの保護猫カフェや保健所、提携している動物病院などで引き取り手続きを行います。譲渡までのざっくりとした流れはこちら。

①お住まい地域の保護団体を探す
→『(地名) 保護猫』などで検索すると見つけやすいです。
②猫に会って相性を見る
③猫が決まったら保護団体に譲渡を相談
④書類の記載や面談などを行う
⑤お迎え日や手数料(※)の支払日を決める
⑥お迎え準備ができたら猫を引き取る

※保護猫のお迎えには、手数料や譲渡金がかかる場合があります。

手数料などの内訳は、その猫を飼育するのにかかった去勢費用やワクチン接種費用などの実費です。金額としては無償〜60,000円弱程度と考えておくと良いでしょう。

保護猫の受け入れ前に用意しておくもの

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保護猫を受け入れる際には、ケージやエサなど以外にもいくつか用意すべきものがあります。

①譲渡手数料 (現金)

たまに、「保護猫=捨て猫」という認識から、無料で猫を引き取れると思っている方も多いかもしれません。しかし、実際は自治体や団体によって譲渡手数料がかかることが多いです。

譲渡手数料は数千円〜60,000円程度で、現金での支払いの場合がほとんど。あらかじめ調べた上で用意する必要があります。

我が家の場合は、譲渡手数料は47,000円、内訳は去勢費用等の実費でした。

②ハードキャリー

持ち歩き用のペットキャリーには、ハードタイプとソフトタイプがあります。ソフトキャリーでも譲渡可能な場合もありますが、多くの保護猫団体はハードキャリーを指定しています。

③ワイドバスタオルまたは大きめのブランケット

タオルやブランケットは、ペットキャリーの上にかぶせ、猫を持ち帰るためのものです。

元野良猫・地域猫出身の猫は、外が見えると道を覚えてしまい、脱走した際に帰巣しようとする可能性があります。また、野良を知らない猫にとって帰り道の外の景色は刺激が多すぎて、ストレスを強く感じてしまう原因になります。

そのため、ハーフケットサイズくらいの布を用意しましょう。

(失敗談:我が家は普通サイズのバスタオルで対応しようとしたらキャリーを覆いきれず、施設の余りタオルをいただきました…。)

④据え置き用ケージ

保護猫を慣れさせる際にしばらくケージで生活させることもあるので、ある程度の大きさが必要です。

また、猫は上下運動をする動物なので、2階建て以上のタイプが良いでしょう。

⑤餌皿・水皿

餌皿や水皿は100円ショップなどで用意しても構いません。猫によっては少し高さがある方が飲食しやすいという猫もいるので、台座付きのものもおすすめです。

⑥食べ慣れているエサ・水

食べ慣れているエサは引き取り元の施設の方に聞くと良いでしょう。

施設や提携ショップで販売されているので、まとめて買っておくと安心ですね。

緊張が強かったり、逆に慣れてきたりしたらオヤツをあげるのも大切なコミュニケーションになります。

⑦トイレ

トイレは猫の大きさに対して、2回りくらい余裕のあるものを選びましょう。子猫の場合は大きすぎると登れない可能性があるので、小さなうちは100円ショップの書類ケースなどでも代用可能です。

また、保護猫をお迎え(譲渡)する際に、実際に使っていた猫砂や使用済みのペットシートなどがもらえる場合があります。これはニオイをつけるのに有効なため、しばらくはトイレに敷いてあげると良いでしょう。

最初は馴れていなくても大丈夫

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保護猫は人間に不信感を持っているケースも少なくありません。そのため人馴れしていなかったり、お迎えしても1週間くらいはブルブル震えていたりすることも珍しくないことです。

3日ほど様子を見て、ご飯を食べていて、トイレができていれば合格。ゆっくりと馴らしていってください。

素敵な保護猫ライフが送れると良いですね♪



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