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はだしで歩いてみた

「ニュージーランドでは外でも裸足で歩くの好きな人が結構いるよ」と聞いていたが、季節が暖かくなると確かにそんな人をチラホラ見かけるようになった。

ちょっと気分が高まっているような陽気な人を見かけると「春だからね」と言われるが、そんな感じかな?と思っていたが、ふと、どんな気持ちなんだろうと気になった。

今日はポカポカの日曜日。牛乳だけを買いにとほ10分のスーパーまで出かけようと思ったその時、「そうだ裸足になってみよう」と思った。春だからかな。

するとなんと愉快なこと!今までの33年間、道を裸足で自分から歩いたことがなかったことに気づいた。玄関からスーパーまでの10分間は驚きの連続。

思っていた以上に足裏のセンサーは感度がよく、アスファルトの質だけでなく硬度まで伝わってくる。芝生も手入れがされていて刈り立てだとこんなに気持ちがいいのか!ポツポツと咲いているお花まで足裏で感じとることができる。

そして、何より、温度だ。太陽を浴びたコンクリートとアスファルトでは気持ちよさが全然違う。個人的には石材のコンクリートの方がざらざら度合いが好きだ。歩きすすめてスーパーの中に入ると、今度はひんやりタイル。ツルツルの材質はこれまた気持ちがいい!

春が来ています。

そのまま牛乳のみを買い、エコバッグに入れると手に持っていたビーサンが邪魔になったので帰りはサンダルで帰ることにする。

なんとサンダルの退屈なこと!アスファルトを歩いても、芝生を歩いても、点字ブロックを歩いてもどこも生ぬるいゴムだ。こんなに面白い発見が足元に眠っていたとは。

しかし、まるで初めて歩き出した赤子のように柔らかい足の裏ではすぐに痛くなってしまった。気持ちがいい時は足の裏を鍛えていこうと思う。

春が遠くへ行かないうちに。