なんでもびんがい

NZへ家族で移住すべく、英語を勉強し直しているオーバー30。帰国子女ならではの日本語と…

なんでもびんがい

NZへ家族で移住すべく、英語を勉強し直しているオーバー30。帰国子女ならではの日本語と英語のダブルリミテッドから永住までの軌跡。

最近の記事

登園と登校

そして息子たちがはじめての登園と登校をした。 帰宅して「頑張ったね」と伝えると、予想通りというか、「わからなかった」「つまらなかった」「もう行きたくない」という言葉が返ってきた。 初日の嬉しそうにとった写真は、ものの数時間で暗い表情に変化した。 長男は迎えにきた家族を見て走り出したのを止められ、終業のベルがなってないから帰れないということを涙の中で学んだ。 次男は色々とやってみたい遊びが目の前にあるものの、勝手がわからず立ち尽くすうちに寂しくなって飽きるまで泣いた。

    • 家族を迎える

      去年の1月から留学準備を始めて、ついに家族とNZ生活が始まる。9月から単身で留学し始め、12月に引っ越し作業のため帰国したもののゆっくりする時間は2日間しか取れなかった。そしてついに明日、オークランド空港で迎えられる。 小さな子供2人を連れて飛行機に乗ること、大変だろうなぁと想像しながら昨日は新しい家への引っ越し作業をしていた。 はじめての一軒家、はじめての3ベッドルーム、そもそもはじめての外国での賃貸契約。サラミとチーズと牛乳とパンしか入っていない冷蔵庫を見ると、調味料

      • Playの奥深さ

        よく西洋の親は子供を可愛がっているともいえるけど、甘やかしているなぁと思ったことがある。自分も甘々で育てられたと思っているが、この度、NZの幼児教育を学んでいてPlayの奥深さに痛感した。 カレッジから出された参考文献はどれも興味深い。が、量が多くてうんざりするのも事実。現実逃避と学んだことをアウトプットするのに備忘録として記載する。 まず、Playは子育ての根幹だということ。「よく学び、よく遊べ」と聞くように、それは日本でもそうだと思う。しかし、考えてみたらPlayはP

        • 3ヶ月

          NZに来てあとちょっとで3ヶ月。ファミリーシック甚しい自分は家族に会えることが何より嬉しい。一年の行事よりも家族の誕生日に一緒にいられそうでとても安心している。きっと3〜6歳の彼らにとっては同じ長さではないのだと思う。手紙や電話をたくさんしていたから忘れられていないだろうけど、なんか緊張したり、ドギマギするんだろうな。 さて、振り返るつもりはないが、前に担任をしていた4年生の子たちに1時間授業をする時間をいただいたので、どんな内容にしようかなと考えている。 中にはこっちが

          はじめての波乗り体験

          気晴らしに海に散歩に行く。街の反対側にあるビーチまで車で20分強。本当にいいサイズの町で好きだ。 海はいい。遠浅の海はもっといい。なんというか、心の状態って海みたいな液体のイメージなので、遠浅の海を見ていると心が落ち着く。音もいいし、足首を優しく触ってくる感覚も好きだ。少し前に息子たちとビーチで、波が引くたびに貝殻や石やいろんなものが転がっているのを見て、「なんか海と一緒に遊んでるみたいだね」と話したのを思い出す。 いつかサーフィンしてみたいなぁと思っていたら、なんと駐車

          はじめての波乗り体験

          みんなちがう

          ニュージーランドは人当たりがいい人が多いような印象を受ける。初めましてでも、気持ち悪いほど明るくもなく、にこりと会釈したり、ウインクしたり、軽く挨拶する人が多い。多いというのは8割くらい。 もちろんそうでない人もいる。 露骨に特定の人種やエスニシティの人を嫌う人たち。きっと不幸にも無意識のかなり深いところまで強烈な体験が染みてしまった人たちなのだろうと思う。家庭の環境であったり、職場や学校とか道端とか・・・。 ちなみに「人種」という捉え方は欧米の感覚らしく、従来の人間は

          広いパシフィック

          太鼓の音で目が覚める。和太鼓とは異なり、高く短いテンポの音。お祭りかと思い、支度をして散歩がてら音の方向に向かってみる。 公園に向かって車が並んでいる様子からどうやら会場は公園のようだ。ラグビー場がいくつもある公園なので近所のラグビーの大会であることは間違いなさそう。 音の正体はやはり太鼓だった。そして数々の旗がなびいている。祖父母の壁にあった世界地図にはなかったのか馴染みの薄い、新しく色鮮やかな国旗。太平洋諸島の国旗だ。 まるでオリンピックのように胸を張って子どもや若

          広いパシフィック

          休み時間と集中力

          昼寝の時間と集中力の関係は知っている人も多いだろう。自分は眠いなーと思ったら、16分から18分寝るととても気持ちよく頭が冴える。 子どもの場合はどうだろうか。 NZの小学校で校長先生と話した時に興味深いことを話していた。時間割についてだ。「1日の流れはどんな感じ?」と聞くと、嬉しそうに話し始めた。 9時ごろに登校する。まず朝の勉強をして、20分の休み時間。続いておやつの時間。また勉強して、昼休みを挟んでお昼ごはん。また勉強、軽く休憩、軽食。最後に勉強して下校。 基本的

          休み時間と集中力

          NZの現地小学校で校長先生と話してみて

          やっと心配のタネだった家族で住む家も決まり、住所が確定したことで息子たちの学校が決まった。小学生と保育園なので、保育園はまぁ自分の実習先か近くの保育園か比べることができるが、小学校は学区制なので一択。 どんな学校かなぁーと連絡してみると、すぐに返信がきた。 「ちょうどいいタイミング!書類とかあるから校長と明日話せない?」フランクな感じで、タイミングもよく、即OK。 小学校はゲートもなく、自転車でそのまま乗り入れると小学生が教室を移動する時間だった。髪の毛、肌、洋服、それ

          NZの現地小学校で校長先生と話してみて

          直筆

          実習先の保育園で、整っていないながらも頑張ってアルファベットを書いている子供をみていて、直筆っていいなぁって思う。 その人の気持ちが伝わるっていうのもあるかもしれないけど、それよりも時間と筆を動かした、という生きている証である。 自分は手紙のやり取りが好きなんだと思っていたが、ふと、今朝「違うかも」と思った。もちろんお手紙をもらったり書いたりするのは好きなんだけど、根本はもしかしたらもう少し心の深いところにあるのかもしれない。 思い当たるのは、家族からもらっていた誕生日

          はだしで歩いてみた

          「ニュージーランドでは外でも裸足で歩くの好きな人が結構いるよ」と聞いていたが、季節が暖かくなると確かにそんな人をチラホラ見かけるようになった。 ちょっと気分が高まっているような陽気な人を見かけると「春だからね」と言われるが、そんな感じかな?と思っていたが、ふと、どんな気持ちなんだろうと気になった。 今日はポカポカの日曜日。牛乳だけを買いにとほ10分のスーパーまで出かけようと思ったその時、「そうだ裸足になってみよう」と思った。春だからかな。 するとなんと愉快なこと!今まで

          はだしで歩いてみた

          雨の町散歩

          子どもができてから、フラリを美術館に入ってみることができていなかった。雨のクライストチャーチで行きたかったワイナリーも延期にして、街を散策。観光目的でもなく、ただただ暇を持て余して歩いていた。この町は、雨の日もそれなりの趣があっていい感じがする。 気づいたらアートギャラリーが見えた。ガラス張りの建物は一際目立っていて、いつも気にはなっていた。 「よし、学生証もできたし割引使って雨宿りしよう」 入ってみると、完全無料。なんだ、もっと早く来てみればよかった。どんなアーティス

          Forever 21

          アルバイト先で誕生日会が行われた。少し前に生誕60年を幼馴染と盛大に祝うパーティがあり、それもすごかったが今回の21歳の誕生会もパワフルだった。今回はちょっと長めの文章。60歳と21歳の誕生日会を適当に比較してみる。 バイト先は2階がバーみたいになっていて、そこを両方とも貸し切りで行われた。 まずは生誕60年の方を記述する。予約時間は19時。時間になると、ゾロゾロと80年代のファッションをした白人のおじ様おば様が30人現れる。スパンコールのワンピース、衿幅の広いジャケット

          ちょっと足を伸ばして小旅行

          学校の課題がひと段落落ち着いた。嫌々ながらもIELTSでエッセイはたくさん書いていたから、勢いがついたらまぁまぁ書けた。あとは気になった文献をリストアップして身を通したら、最後の仕上げをやって終わり。予定通りにいけば1週間は余裕をもって仕上げられそうだ。 さて、車の保証期間中に長距離ドライブに行こうとずっと思っていた。行き先の候補はたくさんあるのだが、今回はこの時期だけしかみられないという菜種油(厳密にはキャノーラ油)のもとになる花が咲いているというTimaruという街の郊

          ちょっと足を伸ばして小旅行

          ラグビーW杯ファイナル

          ラグビーは実際にやったこともないし、2019年の日本開催W杯でにわかファンになった程度。でも今回はラグビーがナショナルスポーツだといっているNZにいるので、いつもよりも関心を持っていた気がする。 時差の関係でほとんどの試合はこっちの早朝8時くらいにキックオフとなっている。 前回の決勝トーナメント初戦から近くのパブでも朝早くからお客さんを入れ始めたので、ちょっと見てみた。パブの中はほとんどおじさんおばさん年代だ。世界の反対側のフランスで自分たちの国の代表が戦っているのを応援し

          ラグビーW杯ファイナル

          ちょっと生活が落ち着いた

          「ちょっと焦っている」というブログは書いたのにそのままだった。 あいつまだ焦ってるのかな。と心を寄せてくれている方も世界中にいるかもしれないので、「ちょっと落ち着いたよ」ということも書いておこうかなと思った。 車は無事に納得のいくものを購入することができた。個人やり取りで落胆していた帰りにフラリと寄った中古車屋さんで、まだ完全に綺麗にしていないから安くできるよという市場に乗っていない車だ。不思議な縁で、自分の両親が昔乗っていた車と同じ型だった。久しぶりの普通車。早く家族を

          ちょっと生活が落ち着いた