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僕のキャリアのすべてを還元したい 【Member's Story #9】

ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリント技術を用いて、医療領域で製品開発を行うものづくりベンチャーです。「不可能を、塗りかえろ。」というミッションのもと、さまざまな人たちが働いています。その一人一人をご紹介していきます。第8回目は、社外取締役の橋都浩平です。

プロフィール

東京大学医学部医学科卒。日本赤十字社医療センター小児外科部長、 東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。 同院を退任後、ドリームインキュベータ常勤監査役等を経て、 現在はメディカルノート社外取締役。さらなる医療の発展のためには産業界との 連携が欠かせないという信念のもと、医療人として・企業人として、 双方の視点から医療界を見渡す。

「医師」を超えて、見えるもの

キャリアのほとんどは、小児外科医としてやってきました。大学病院、民間病院、そしてコンサルティング会社の監査役と、人からは珍しい経歴とよく言われます。でも、僕自身はそう感じていないんですよ。専門バカになりたくない、と医学生だった頃からずっと思っています。留学先のイギリスでは「人に迷惑さえかけなければ何やってもいい」という共通の認識がありました。医者仲間たちとビール片手に話していると、趣味の話になる。絵画やガーデニングなんて、当たり前すぎるという感じで。中には、花火が趣味という人もいました。それもコンピュータ制御して打ち上げる本格的なもの。その影響から、僕は帰国してから銅版画クラスに入り,その後も40年近く続けています。やっぱり楽しいし、医者以外の付き合いができるのが嬉しい。専門分野を越えて、世界を広げることが好きだから。ジャパン・メディカル・カンパニーのCEO大野も同じタイプの人間。だから、当時コンサルタントとして働いていた彼とはすぐに意気投合しました。ジャパン・メディカル・カンパニーでの私の仕事は、顧問的な内容が多いですね。経営のアドバイスはもちろん、赤ちゃんのための矯正ヘルメット「アイメット」を世の中に広めるために、こんなお医者さまにアプローチしたら?とアドバイスしたり。私が築いてきた人との繋がりを会社に貢献したい、世の中に還元したいと思っています。だから、僕をどんどん使い倒して欲しいですね(笑)

その時、ヘルメットは生活の一部になる

実は、以前から乳幼児の頭の変形には興味があったんです。小児科時代、僕が手術した患者さまの多くは未熟児だった。だから、頭の形がとても柔らかく変形しやすかったんです。当時は、目の前の命を救うことで精一杯。今は、医師としては引退した立場だからこそ、赤ちゃんの一生をつかさどる頭の形を治してあげたい。アイメットは、開発者の想いがこもったヘルメットです。品質や効果は、データでも証明されています。ただ、もっと改良できることもある。デザインです。着用すれば、ヘルメットは生活の一部になる。だからこそ、一般の人が「かっこいいね」と思える製品にしていくことが重要でしょう。親御さんたちも、周りの目が気になると思うので。ヘルメット治療そのものの認知度にも伸びしろがありますね。アメリカの小児外科医は、ヘルメット治療をみんな知っている。日本では「放っておけば治る」という風潮が高く、まだまだ関心が低い。そういった意識のインフラづくりにも尽力していきたいですね。アイメットが発展していけば、もっと幅広い活用方法が生まれるはずです。例えば、脳の疾患を治療できるヘルメットとか。医療の新しいカタチが生まれる可能性を秘めていると、僕は信じています。


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株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーの公式アカウント。最先端の3Dプリント技術を用いて、医療領域で製品開発を行うものづくりベンチャーです。医療用模型等を開発・製造し、全世界の病院や医師、患者様へ提供しています。