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1930年代蒔絵万年筆 復刻

1930年代は並木製作所(現在のパイロット)が蒔絵の万年筆を海外へどんどん売り出して評価されました。蒔絵の人間国宝の松田権六は当時並木製作所に所属し、国光会という蒔絵集団を組織、現在もその伝統が続いています。

ちなみに松田権六は商才があり、ダンヒルや香水王コティとも仲が良く、漆をどんどんヨーロッパに売り込んでいました。ダンヒルのパイプに漆を塗ったのも松田です。漆なら熱にも強くパイプの寿命は延び、タバコも味わいが良くなり、漆の光沢が品格を与えるということで人気となり、ダンヒルだけで月産20万本!の需要があったそうです。

今も海外のコレクターがナミキの万年筆を蒐集しており、とても人気があります。Facebookの万年筆コレクターのグループはすごい盛り上がりです。

当社では当時の蒔絵万年筆の図柄を復刻して製作しました。これはリスと柏葉?を題材にしています。

国産漆を育て後世に継承するための活動を行っています。ご支援をよろしくお願い致します。