大人の読書感想文
ーメンタル・ユリのたんたんエッセイー
読書感想文を書いた。こんなのはうん十年前、小学校以来だ。
感想文なぞ書いた発端は、大好きな大好きな YouTuber マナブ君であった。(誰のことかわからないという方は manablog で検索していただくとすぐに出てきます。)
自分の視聴者の読書(勉強)がぜんぜん足りてないと考えたマナブ君は『読書週間キャンペーン』として2週間以内に本を読んで感想文を自分宛てに送るようにと視聴者に宿題を出した。
「感想文!!」むかしむかーし、そういうものを学校で書きはしたが本を読み終わってからいったいぜんたい何を書いていたものやら皆目見当もつかなくなってしまっている。
うーん...苦し紛れに私は「読書感想文の書き方」をググった。ぶっちゃけ詳しく説明してくれてるものにはヒットしなかった。要約すれば、どれも「自分の思ったことを素直にそのまま書く文」ということらしい。
オススメの本5冊のうち、1冊は持っていたがとにかく分厚い本なので(2週間でこれを読んで感想文にまとめるなんて冗談じゃねぇえええ)と、違う本を Amazon でポチった。
が、悲しいかな北海道。届くのに時間がかかってしまい2週間の期限のうち4日ほど遅れを取ってしまった。そのあいだに Twitter で早々と感想文を提出してる人もいて、私はあせった。
しかも、その方の感想文はパソコンを酷使して引用文を写してあったり、感想文を書いた理由にマナブ君のツイートを載せていたりとたいへん手が込んでいてマナブ君にも褒められていた。
私はといえば、文章を打ち込むので精一杯。パソコンの機能なんかてんでわかってない超機械オンチである。自分の読書感想文が小学校のときとなんら変わりない仕上がりになるのは目に見えていてげんなりしてしまった。
会社でサラリーマンをしている方なら、文章を書く機会もほんとうに多いだろう。企画書だったり、上司に提出する報告書だったり、お客様にだすお手紙だったりと、多岐に渡るはずだ。
みなさんは自分の意見だったり感想だったり、はたまた体験談を文章にして、まぁ日記などはあるだろうが大人になった今、それを提出して誰かに見られる、さらに添削も受けるという経験がおありだろうか?
正直、私なんかはその視聴者への宿題を聞いたとき(えーっ!マジ。うわぁとんでもない企画を考えてきたな。)と思ったのが素直な感想である。急に頭痛がしてきて「感想文...感想文...」と念仏である。
本を1冊読んだところでいったいそれをまとめて文章にし、自分の感想までくっつけることができるのか....。。そればかりが不安で数日過ごしたがついに本が届いてしまったので、さぁここから巻き返しである。
速読の技術なんてないし、躁うつ病の私は本を読むことがたいへん苦手だ。うつ病にかかったことのある方ならわかっていただけるかもしれないが、なぜか本が読めなくなる、という症状があるのだ。
引用したい箇所をタイピングしておくためにパソコンを開いたままにして、いざ!本を読み始めた。ゆっくりゆっくり1行ずつ、(うわぁ、まだこれしか進んでない)とうんざりしながら読み進んだ。
ご飯もそこそこに何とか期限失効は避けようと、読書に取り組んでいた。200ページちょっとの本だったが内容と相性が合わなかったのか、本に引き込まれることはなかった。が、いまさら後戻りもできずに読み進めた。
先ほど何とか感想文のほうは書き上げて送るところまではしたのだが、「いいお話でした。めでたしめでたし。」で終わらないのが私である。と、いうのも最後の章になってついにその本に頭にきてしまったのである。
きれいごとばかり言ってんじゃねぇえええ!!......これが私の最後の感想だった。読書感想文は思ったことをそのまま素直に書く文章。グーグル先生だって言ってたじゃないか。私は素直に書いた。
もしかしたら、提出したことさえなかったこととして扱われるかもしれないな。大人の感想文は事情が深い...。
ユリ Twitter : yuritugu_me
※最後まで目を通してくださりありがとうございました。病気のため毎日の投稿を目標とは決めていませんが、また見かけたら読んでやってください。
*あと、よろしければ スキ♡ していただけるとまた頑張れますので、そちらもよろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?