よく考えるとふしぎな日本語「画像はイメージです」
こんにちは。、Tanakaです。
私は、日本語学習者の方が集まるオンラインコミュニティを運営しているのですが、先日あるメンバーの方がこんな投稿をしてくれました。
「『画像はイメージです』っていう日本語を見かけたんだけど、どういう意味?英語に訳すと"Image is image."で、よくわからないんだけど…」
「画像はイメージです」という文は、お菓子のパッケージや食べ物の広告の写真のはじっこによく書いてありますよね。
「この画像は、実物をそのまま写真にしているわけじゃないから、実際の商品と異なる場合があるよ。実物は色が違ったり、写真よりおいしくなさそうに見えることがあるけど、文句言わないでね」という意図で書かれている、あの注意書きです。
日常でよく見かけるフレーズなので特に気にしたことがありませんでしたが、たしかによく考えるとトリッキーな一文です。
ここでは「イメージ」という言葉が英語の"image"の意味とは少し違う「想像上のもの」という意味で使われているので、ややこしくなっちゃっているんですね。
「画像はイメージです」という言葉、身の回りでないかなと探してみると、すぐ見つかりました。
例えば、マックの新メニューのバナー画像。
牛乳のパッケージにも。
それから、「小枝」の袋にも。
このような和製英語と英語の微妙なニュアンスの違いは、日本語を学ぶ方にとってややこしいものではありますが、同時に面白い部分でもあると思います。
コミュニティのメンバーのみなさんはこのように、日本語ネイティブがあまり気づかないような面白い日本語をシェアしてくださいます。私もその着眼点を見習って、普段目にする日本語にもっとアンテナを張ろうと思いました。
オンラインコミュニティでは、現在メンバーを募集中です。一緒に勉強をしたり、写真をシェアしたり、和気あいあいと交流しています。ご興味のある方は、こちらの記事をご覧ください。
それでは今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Tanaka
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