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うつ病しながらオタクはつらいよ

昔からアイドルが好きで。
可愛い女の子たちがキラキラしているのを見るのが大好きで。
推すアイドルグループは変わりながらも未だに現役アイドルオタクである。

なのだが。
うつ病がひどくなってから、いわゆる推し活を素直に楽しめなくなってきた。

推しのDVDが発売されるとき

大体オンラインサイン会(一対一で会話しながらサインしてもらえるやつ)がついてくるので速攻申し込む。
どうせ円盤買うなら推しと話せた方が嬉しいし。

でも、円盤が届いてからが問題で。
うつ病になってから長時間DVDを視聴するのがしんどくなった。見始めてしまえば意外といけるのだが、再生するまでの腰が重過ぎる。
だいたい円盤は開封しておまけの生写真を確認されたまま放置になってしまう。
(今うちに溜まっているDVD何枚あるんだろう、考えたくないなぁ)

推しの新曲が発売されるとき

昨今はYouTubeやTwitterやInstagram、ありとあらゆる媒体を使って大々的に告知し、表題曲のMVを公開したり、カップリングのMVを公開したり、表題曲MVの別バージョンを公開したりと、発売日まで色んなコンテンツで盛り上がっていくことが多い。
供給が多いのは非常に嬉しい。
可愛い推しが見られて幸せ。

だが、体調が悪いと公開してすぐ視聴ができなくて、見るべきものがだんだん溜まっていく。
何だか宿題を溜めてしまっているような気分になってくる。

推しの新しいグッズが発売されるとき

可愛い!と一度はテンションが上がる。
毎回毎回最高のビジュアルをありがとう。

しかし、金なし判断力なし我慢耐性なしの三拍子揃ったうつ病人には、買うか否か判断するのが非常に難しい。
欲しい!と思ったが最後、我慢して買わないようにするのが前よりも難しくなった。
〇〇したら買おう!の〇〇が達成されなくても欲しくて買ってしまうこともある。
そして毎月金欠である。

推しが地上波に出演するとき

なかなかない機会なのでめちゃくちゃ嬉しい。
絶対見る!と決意し、録画予約をする。

だが、放送時間に体調が良いとは限らない。
元々TVを見る習慣がない私、体調が悪いといつもと違うことをするのが更に難しくなる。
結局リアタイできず、録画したものも随分経ってから見ることになる。

ファン同士のコミュニケーション

大人になってからTwitterの推し活垢を作り、同じアイドルのファンの皆さんとコミュニケーションを取ったりしている。
眺めているだけでも楽しいし、自分から絡みに行くときもある。

でも、新しいMVをリアタイできなかったり、地上波をリアタイできなかったりすると、Twitterで感想をつぶやきながら興奮を共有しているフォロワーさんを見て落ち込む。
私もここに参加したかった…と。
取り残されている感覚がより一層強まってしまう。

死にたいとき

もう少し元気だったときには、つらくても「次に推しのライブに行くまで頑張ろう!」なんて思えていた。

真の希死念慮の前には推しでさえも無力である。
どれだけ先の予定が詰まっていても、死にたいときは死にたいし、もはや推しの姿すら見られないのだ。

まとめ

言ってしまえば推し活なんて趣味でしかないのだから、自分が楽しめる範囲でやればいいのだ。
と頭では分かっていても、好きなものすら楽しめない状況というのは結構つらい。
せめて、好きなものは好きなだけ楽しめるメンタルまで回復できたらいいのになぁ。

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