企業理念・クレドが浸透しない原因(最終③)

管理職である部門長のMBOに「理念浸透」の項目を入れて頂く。それはもちろん可能でしょう。

しかし、どんな要素を入れてもらうのか?それが重要です。下図をご覧ください。

理念は「仕事の付加価値」を上げること

私たちの目的は理念を使って、リーダーは人材育成し、部下に会社方針に一致した業務をしてもらったり、業務をより顧客志向にしたり、付加価値ある行動をしてもらうことです。

ところが、管理職の皆様に理念浸透の目標化を依頼すると、「イベント、施策」の実施目標が並びます。例えば、従業員満足度調査で75点を目指します。週に1回は対話会議を開きます…などです。もちろんこれらは重要です。図にある様に下支えのための活動です。

しかし、これらは「手段」であって目標ではありません。※特に調査の点数75点を目指すというのは、一見するとゴールや目標に映りますが、それは考え違いですので今後解説します。

ですので、「クレドを使って部下の業務をどう向上させるのか?」についても管理職は目標を立てるべきなのです。いわば、部下をどう成長させるか?どうなってもらいたいのか?を目標化する必要があります。

3回に渡って、管理職が理念やクレド浸透のキーマンであり、多忙を極める管理職の皆様をどう巻き込むべきか、について解説しました。とにかく「早めに巻き込む」を重要視してこれからの浸透スケジュールを考えてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?