理念浸透イベントは効果的?!

私たちはクレドや企業理念を従業員と共有するために様々な「浸透施策」を実施しています。

グッズやポスターを作って社内に配布したり、ビジネス川柳や標語のようなものを募集してみたり、中には歌を考案して休憩時間に社内放送する企業もあります。

それらを企画することは楽しいもので、しかも”やっている感”が生まれるので社内でも活動が評価されやすいものです。

しかし、それらはあくまでもクレドや企業理念の「認知」を促進させるものとしては意義がありますが、「クレドに基づく行動を促進させること(Management based on Credo)」にはなかなか直結しにくいのは想像に難くないでしょう。

イベントではない

ただ全く意味がない訳ではありません。1つの要素が欠けているだけなのです。どんな要素が必要なのか?

それは「ゴール像の確立」です。

ゴールである「自社の社員をクレドでどんな人材に育成していくのか?」を明確にしない中で、様々な浸透施策を実施すべきではないのです。

面白くて盛り上がり、従業員も多数参加してくれた…しかし、普段の業務が改善されたり向上したりすることには繋がらなかった、という事例が本当に多いのです。

イベントや施策は重要ですが、その意義や業務改善にはどのような効果があるのか?を真剣に議論し整理してから実施に臨んでください。


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