見出し画像

外国人留学生たちにビックリされた日本文化

私が上海の復旦大学に留学していたのは2005年9月頭から2006年1月末まで。当時、中国語学習班のクラスメイトにはイタリア人、オランダ人、フランス人、ベルギー人、ドイツ人、オーストラリア人、オーストリア人、ノルウェー人、韓国人、タイ人、モンゴル人、大阪人・・と国際色豊かなメンバーでした。

このクラスの仲間は本当に仲良しで、昼ごはんも一緒、飲み会もしょっちゅう、休みの日には誰かの家に遊びに行ってみたいな感じで授業以外でも交流が盛んでした。

その中で日本人の私にとっては当たり前だけど、海外では常識じゃない?行動について驚かれることがいくつかありました。

①麺をすする

これはよく言われますが、ラーメンやそばをすする音を立てるのは、特に欧米人にとってはかなり違和感なようです。私がラーメンを勢いよくズルズル〜ッとすすった時に、一緒にいたイタリア人とオランダ人の女性が口あんぐりして驚いていた顔は今も記憶に残っています。

②お辞儀を繰り返す

目上の人にあった時にペコって頭を下げて挨拶するのは、やはり海外では珍しい習慣であり、日本人のトレードマークでもあるようです(少なくとも当時は) 日本人って本当に会釈するんだね〜ってよく言われてました。
厳密に言うと中国人と韓国人も会釈の習慣がなくはないですが、お辞儀の深さはやはり日本が一番深いかも。中国だと握手する習慣の方が自然かもしれませんね。

③挨拶言葉を使い分ける

中国人はあまり言わないですが「こんにちは」の「你好」、「さようなら」の「再见」、これは留学生同士の間ではよく使ってました。しかし、律儀に「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「久しぶり」みたいに、シチュエーション別に細く挨拶するのは日本人特有だったようで、挨拶が丁寧すぎる!って外国人のクラスメイトにはよく言われてました。
万国共通の出会い頭の挨拶トークとしては天気の話が鉄板ですかね。中国人の場合は「吃饭了吗?(ご飯食べた?)」もよく使います。

④二次会に行く

これも日本特有の文化ですね。一軒目でたらふく飲み食いした後に、もう一軒行こうよ!と言うと「えっ・・」って顔されます。だいたい二次会に付き合ってくれるのは韓国人だけでした。あと、これも日韓以外は夜更かしする人も少なかった気がします。朝までコースとかあり得ないって感じでしたね笑

⑤ホラー映画が怖すぎる

ある時、7、8人のクラスメイトと一緒に大阪人の友達の家で「呪怨」を見たんですが、まさかの女性陣全員絶叫&大号泣。こんな怖い映画作るなんて日本人はオカシイ!と怒られました。もちろん各国にホラー作品はありますが、日本独特の侘び寂びの聞いた恐怖映画ってやはり初めて見る人には刺激が強いのかもしれません。貞子もみせようか・・って画策したけど、腰を抜かしてしまいそうなのでやめておきました。

逆にボクがびっくりした外国人(中国人以外)の文化・習慣も色々あったんですが、それはまたの機会に。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?