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眼鏡っ子率が半端ない北京大学で過ごした日々

アジアの大学ランキングでも常に上位に入り、文系のトップである北京大学(通称「北大」)。理系トップの清華大学と中国のツートップとして並び称されています。

たびたび日本でも報じられている通り中国には超過酷な受験戦争があり、高考と呼ばれるセンター試験は、経験した誰もが2度とやりたくないというほど。
2020年度のデータで日本のセンター試験受験者数が55万人だったのに対して、高考は1071万人だったことからも競争の激しさがわかります。

そんな地獄の日々を潜り抜けて中国トップの北京大学に入学した学生たちの素顔も含めて、北京大学国際関係学院に交換留学していた時のことを少しお話しします。

自然豊かな校内環境

まず中国の有名大学で特筆すべきはその圧倒的な広さでしょう。北京大学の敷地面積は270万平米。もう東京ドーム何個分とかで数えるのもアホらしくなるでかさ。清華大学や復旦大学なども同様に日本の大学ではあり得ない広さです。

北京大学のキャンパスを散策するとまるでひとつの街のようです。中でも素敵なスポットは確か中央のあたりにある未名湖という湖。校内なのに池というより湖と呼ぶにふさわしいサイズ。夕べに散歩するととてもいい雰囲気です。また、冬は湖が凍ってスケートリンクになるというのも特徴。

あとは食堂もいくつかあって、基本おかずの量り売りなんですが、私は中でも肉丝炒饭というメニューが一番好きでした。今もあるのかな?

ほぼ眼鏡っ子 全員勉学は真面目

また、北京大学の学生についての印象ですが、校内で見かける本科生のほとんどが眼鏡をかけていたということ。(私の脳内補正もあるかもですが)

私が仲良くしていた日本語学科の学生もほぼみんな男女問わずみんな眼鏡をかけたいました。

実際会話すると本当にみんな学問が好きでその知識量や勉強量はとても真似できるものではありません。講義を後ろの席で寝ながら受けたりする日本の大学あるあるは北京大学でやったら生き恥ですし、チャラチャラした人も私が見る限り皆無でした。

そして、それだけ勉強が好きだと恋愛はからっきし?と思いきや、たいてい皆パートナーがいます。

先ほど紹介した夜の未名湖に行くとその辺りをら埋め尽くすようにいちゃつくカップルだらけで壮観です。

中国では中学高校までは徹底して受験勉強を強いられ、大学で恋愛デビューする人も多いとはよく言いますが、少なくとも20年近く前の私の留学当時はその通りでしたね。

北京大学の周りにも颐和园など風光明媚な観光地が多く、北京大学のキャンパスそのものが観光地でもあるので、機会があればぜひその目で確かめてみてください!キャンパス内で迷子になっても、みんな親切に道を教えてくれますよ!

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