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子育て世代のワークライフバランス

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)のDXを牽引・並走するJapan Digital Design(以下JDD)に集うプロフェッショナル達が、それぞれの想いを語る「JDD Voice」
今回は、子育て世代のワークライフバランスをテーマとして男性社員2名の対談をお届けします。


はじめに

現在、育児・介護休業法の改正が重ねられ、男女問わず仕事と育児等を両立できる働き方が重要視されており、JDDでもワークライフバランスを大切にした働き方を推奨しています。

男性社員が育休を取ることが当たり前になっており、「Aさんは育休でしばらくお休みだよ」といったやり取りが自然に交わされています。
そして、法令上の育休制度だけでなく、子育て世代のメンバーが「育児のためのお休み」を取ることや、「お迎えのため途中で抜けます/上がります」といったことも日常茶飯事です。

半年ごとに行っている従業員満足度を確認するアンケートでは、約9割の社員がワークライフバランスよく働けていると選択回答し、JDDの魅力として「子育て世代に会社・同僚ともに理解があり、惜しみなくサポートしてくれる」「これまでに経験してきた会社の中で、育児との両立という面でJDD以上の会社は存在しない」などのコメントが寄せられています。

「ワークライフバランスよく働けていますか?」という設問に対し「とてもそう思う/そう思う」を選択した回答が約9割

こうした意見を声を基に、コーポレートサイトでも育児と仕事の両立について社員からの声を公開しています。

今回は、実際に育児をしながら働く男性社員たちが、JDDでのワークライフバランスの実態や、子育てをしながら働く上での工夫、その中でのキャリア形成について対談しました。

本記事が、子育てをしながら働くメンバーの後押しや、JDDの雰囲気や働き方を知っていただくきっかけになれたら幸いです。

Profile

久行 昭徳(左)、木美 雄太(右)

久行 昭徳|Experience Design Div.(XDD)
Experience Design Lead
IT企業で自社プロダクトのコンシューマ向け・業務向けアプリケーションの体験設計・UIデザイン業務に従事。
2019年10月にJDDへ入社。MUFGの新規・既存サービスに関する体験設計・UIデザイン業務や、JDDのコーポレートカルチャー浸透を目的とした従業員体験設計・ブランディング業務に取り組んでいる。

木美 雄太|Technology & Development Div.(TDD)
Senior Solution Architect / Architecture Team Lead
システムインテグレータにて、インフラエンジニアとして金融機関の業務システムを担当し、その後、AWS技術支援チームに参画しクラウド導入・活用を技術支援を実施。
2022年11月にJDDへ入社。MUFG各所のクラウド利用を中心とした案件推進や、MUFG向けのITコンサルティングやアーキテクチャ検討を担う。

ー お二人のご家族や働き方について教えてください。

久行:2020年に結婚したのち、2021年3月に1人目の子供が生まれました。
都内在住ではあるものの、私も妻も実家が地方となり両親を頼れないため、夫婦共に在宅勤務を活用して家事・育児を協力しながら生活しています。

木美:2023年1月末に1人目の子供が生まれ、入社3ヶ月目に3ヶ月の育休を取得しています。
育休中に夫婦の地元である兵庫県に移住し、夫婦ともに東京の会社にリモート中心で勤務しながら、月に1度程度東京のオフィスへ出社しています。

JDDへの入社経緯

ー JDDへの入社経緯、転職時に重視した点を教えてください。

久行:実は、転職時点では独身だったためワークライフバランスはそこまで重視していなかったんです。
ちょうど資産形成の意識が高まっていた時期で金融に興味が湧き、父親が地元の銀行員だったこともあり、社会的にインパクトのある金融業界に貢献したい気持ちがありました。前職の業務経験から、主に情報設計やUIデザインのスキルが強みだと考えていたため、JDDは金融業界の中でも自分の経験やスキルが活かせる環境だと感じて入社に至りました。

JDDに転職した2019年は出社がメインでしたが、新型コロナウィルスが流行し、自身の結婚・子供の誕生でライフスタイルが完全に変わり、現在は元々重視していなかった「フルリモート・フルフレックス制度」のありがたみを実感しています。

木美:私は、子供ができたことが転職活動のきっかけでした。
夫婦の地元である関西で子育てをしたいと考えていたものの、前職は地方在住が難しく、夫婦双方がフルタイムで働いていけるか不安を感じ始めました。

転職にあたり、【2023年1月末から3ヶ月の育休取得】【数年以内に兵庫県に移住】という条件を夫婦で決めて活動しました。
正直なところ条件的な厳しさを感じながら転職活動をしていましたが、JDDのカジュアル面談にて入社直後の育休取得と地方移住について「大丈夫ですよ」とあっさり即答。
その後の選考でも「本当に大丈夫ですか…?」と私の方が心配になって何度も聞いてしまいましたが、CEOを含めてなんら懸念を示されることもなく、良い意味で拍子抜けしました。

2022年11月に入社し「2023年1月末から3ヶ月の育休取得」を決めていたものの、入社直後のため本当に取って大丈夫か個人的な心配はありました。
しかし、上司・同僚から「人生において貴重な時間だから取るべき」「3ヶ月だけしか取らないんですか」といった声をかけてもらい、そんな心配はすぐになくなりました。また、同時期にDiv.Head(部長)も育休を取ると聞き、実態として社内で育休取得が当たり前になっていることを実感しました。

JDDでのワークライフバランスの実態

ー 子育てをしながらの働き方を教えてください。

久行:私たち夫婦は実家が地方で両親を頼れないので、2人で家事と育児を分担しながら生活しています。妻も基本は在宅勤務ですが、打合せで夜まで外出することもあり、そういった時は私が業務を調整して子守りするなど、お互い仕事を調整し協力しています。
一日の流れとしては、朝に子供を保育園へ送り、その後は在宅勤務をし、18時になったら仕事を切り上げて家族との時間に充てています。18時以降の予定は基本的にブロックしているので、チームメンバーも配慮して予定の調整をしてくれています。

こうした生活ができることは、社内全体で家族を優先しつつプロフェッショナルとして任された仕事を全うしようというカルチャーがあり、同僚の理解が得られているからだと思います。そのため、子供の発熱等で保育園を休ませる時や、通院や子守りの対応で離席などが生じる時も、打合せの日程変更が相談しやすい環境です。

JDDでは、フルリモートで働く環境が整っているので、在宅でも問題なく業務が推進できています。
基本的にSlackでの非同期コミュニケーションがメインとなり、プロジェクトメンバーとはTeamsで会話しながら提案をまとめています。協業する三菱UFJ銀行の担当者とは、基本的にオンラインミーティングを行いながら、必要に応じて月1回程度は対面でも打合せをすることもあります。

木美:私も、SlackやJIRA、GitHub等を活用した非同期的なコミュニケーション文化が当たり前になっているため育児との両立がしやすいと感じますね。
娘の保育園送迎や通院付き添いで一時的に離席している間にも、SlackやJIRAチケット上で各自が相談・共有事項を随時上げ、GitHub上でレビュー依頼も出しておいてくれるため、育児による離席で仕事が止まることがないです。

また、IT環境も文化もリモートワーク前提で整備されており、地方からのリモートワークでもコミュニケーションに困らないですね。その上で対面でのコミュニケーションが有効かつ必要である場面では、もちろん交通費が支給された上で東京のオフィスに出社しています。

我が家は月に一度程度、妻が1〜3泊程度で出張に行くため、私のワンオペ育児になります。個人的な育休中の目標として「24時間以上ワンオペ育児ができるようになる」と置いていましたが、実際にできるようになったのは3ヶ月間の育休を取れたおかげだと感じています。

また、子供が保育園に行き始めるとしょっちゅう病気にかかるようになり、病院に連れていくため始業が遅くなることもありますが、Slack上で「無理せず」「お大事に」というスタンプがつくのも子育て世代にはありがたいカルチャーと感じています。

久行:Slack上のコミュニケーションでいうと、JDDでは社内に同世代の子育てされている社員が多いため、Slackのtimes(個人の分報チャンネル)等で育児に関する投稿を通じて苦労話やホッコリ話など共有できています。
また、育児雑談チャンネルでは育児グッズ購入時のオススメ商品や選ぶポイントが話題に挙がったり、育児関連の情報共有が闊達なところは助かります。

子育てをしながら働く工夫ーJDDにおけるキャリア形成

ー お二人ともお子さん誕生後にLead(チームリーダー)へ昇格されていますが、働く上でどのような工夫をされていますか?

久行:私は、JDDへの転職直後は前職との業務内容のギャップや新型コロナウィルスによるフルリモートでの業務に戸惑うこともありました。
前職はインハウスデザイナーとしての関与が強く、大まかなプロジェクト計画を元に進捗報告をカジュアルに進めることが多かったため、クライアントワークとして事前に3ヶ月程度プロジェクトを計画し合意を得ることや、週次定例に向けて成果物を作成すること、協業する銀行メンバーに対して進捗報告をするスタイルに慣れるのに少し時間がかかりました。

徐々にキャッチアップをしたのち、子供の誕生以降も仕事とプライベートの時間のバランスを取りながらも、自分のこだわりを持ち続け、限られた時間の中でアウトプットを最大化するように心掛けています。
例えば、プロダクトの体験要件に基づいた情報設計の整合性や、UI・ビジュアルの細部まで作り込めているか?というクオリティ面、銀行担当者への進捗報告の場も重要なため、デザイナーの意図が伝わる分かりやすい資料やファイルになっているか?というプレゼンテーション面をこだわっています。

様々な案件に関わることで徐々に自分らしいアウトプットやプロジェクト推進もできるようになり、結果として評価いただけたのかと思います。

木美:働き方は、子供の誕生前後で大きく変わりました。20代は自分が納得できるまで時間をかけて作り込むような傾向があったものの、子供が生まれてからは育児により働ける時間に明確な制約があります。それにより、何を優先しどれくらい時間をかけるべきか考え「時間の使い方」を以前よりも重視するようになりました。
これはJDDの行動指針・Valueの1つで定められている「プロフェッショナルである」に通ずる働き方と理解しています。JDDでは、成果+3つのValueに沿った行動の両面で評価される制度になっているため、この制度により限られた時間で成果を出したことが評価され、育休後にLeadを任せてもらったと認識しています。

もう1つ子育て世代のキャリア形成にとってJDDの良いところとして、「技術情報のキャッチアップ」があります。
私はもともと技術情報の収集やアウトプットに注力し、クラウド関連書籍の執筆やAWSユーザコミュニティ活動を行うなど精力的に活動していましたが、子供の誕生後は技術情報のキャッチアップやアウトプットに割けるプライベート時間は確実に減りました。
ですが、JDDでは「常に学び早く実践する」ことがValueの1つとして定められており、最新技術の習得・活用に積極的な風土があります。そのカルチャーに背中を押され、限られた時間でもキャッチアップできるよう工夫するようになり、かつ、会社としても外部カンファレンス等への出張制度があり環境整備がされています。
そのため子育て世代だから時間がないと諦めることなく、技術の情報量はこれまでとギャップが出ないように埋めていき、育休後にAWSのグローバルカンファレンス(re:Invent, re:Inforce)にも参加することができました。

最後に

ー JDDに興味を持ってくれた子育て世代の方々へメッセージをお願いします。

木美:子供と一緒に過ごせる貴重な時間を大切にしながら、最新技術を学び実践していきたいパパ/ママには、JDDの文化・環境は本当におすすめです。

久行:金融業界だと柔軟な働き方は難しそうと思われがちですが、JDDのMission・Vision・Valueに共感される方であれば、家族との充実した時間とプロフェッショナルとして成長し続ける環境が用意されています。

JDDでの働き方にご興味をお持ちになられたら、カジュアル面談も実施しておりますので是非お気軽にお問合せください。


あとがき

今回は、JDDで育児をしながら働く男性社員2名に話を聞きましたが「子育て中の家庭」と言っても、それぞれの家庭ごとに違いがあり全く同じ状況の方はいらっしゃらないと思います。
さらに、育児に限らず介護や看病、自分自身の治療・療養など、誰にとっても長期のお休みや働き方をセーブしたい時がやってくるかもしれません。

様々な状況の人が自分らしく働き、成果を出すために何が必要なのか。JDDでは今後もより良い形を模索し、メンバーみんなで作りあげていきたいと思います。


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