【無料記事】リーチ指標徹底分析【Mリーグ23-24】

Mリーグ23-24レギュラーシーズンのリーチ（2,359回）全てに対して、 23種の指標について独自にデータを集計し、レーダーチャート化しました。

リーチ指標徹底分析項目：平均値

集計項目

リーチ内容

①リーチ率
　②リーチ回数／打局数です。
　愚形リーチチャートの場合は「愚形リーチ回数／②リーチ回数」です。

一言でリーチと言っても、
・待ちの種類（単騎待ち、カンチャン・ペンチャン待ち、シャンポン待ち、ノベタン、リャンメン待ち、３メンチャン以上の多面待ち、、、）
・リーチ巡目（ダブリーから終局間際まで）
そのアガリ率には大きな差があると言っても過言ではないテンパイ形やリーチ巡目を、全部ひっくるめて「リーチ率」という１つのデータにしているわけで、「リーチ率」単体でリーチの質の評価が出来るとは思えない。
と感じたことが、今回のデータ分析を始めるきっかけでした。

➂リーチ多面率
　②リーチ回数に対して、
　リーチの待ちが２種類以上（シャンポン以上）の割合です。
　リーチの待ちが１種類（カンチャン、ペンチャン、単騎）←含まない
　愚形リーチチャートの場合は「データなし（0.0%と表記）」です。
④リーチ良型率
　②リーチ回数に対して、
　リーチ時点で、自分視点の残り枚数が６枚以上ある割合です。
　愚形リーチチャートの場合は「データなし（0.0%と表記）」です。

はっきり言ってこの条件はかなりシビアです。
カンチャンペンチャンシャンポン単騎は全部アウト。
通常のリャンメンリーチはmax残り枚数８枚ですので、リーチ時に場に３枚出ていたらアウト。亜リャンメン（３３４５など、雀頭とリャンメンターツがくっついた形）やノベタン（３４５６など、シュンツと単騎がくっついた形）は、max残り枚数６枚ですので、リーチ時に場に１枚でも出ていたらアウト。
リャンメンリーチだけをかけ続けても「リーチ良型率」は下手すると下がります。巡目が遅いリーチだとなおさら（河に出ている枚数が多いから）。

⑤リーチ先制率
　②リーチ回数に対して、先制リーチの割合です。
⑥リーチ被追っかけ率
　②リーチ回数に対して、追いかけリーチされた割合です。
　自分が追いかけリーチをした割合ではありません。
⑦リーチ巡目
　リーチをかけた巡目の平均です。

⑥は今回集計した項目の中で唯一、自分の雀力ではどうにもならない他家のプレイに依存する項目ですが、
・リーチ局収支の項目全てに影響があると考えられる
・サンプルが多ければ多いほど⑤や⑦と反比例すると考えられるが、
　そうなっていないチーム・個人がある
ため載せています。

⑧残り枚数見た目
　リーチをかけた時点で、自分視点の残り枚数の平均です。
⑨残り枚数実際
　リーチをかけた時点で、実際に山に残っている枚数の平均です。
⑩残り枚数精度
　⑨／⑧です。
　寿人プロの引き算打法が成立していると１００％になります。

リーチ局収支詳細
　リーチをかけた局の結果を、
　　➂リーチアガリ
　　⑥リーチ流局
　　⑨リーチ放銃
　　⑫リーチその他支出
　に振り分けました。

①リーチ局収支プラス率
　➂リーチアガリ率＋⑥リーチ流局率です。
②リーチ収支平均
　リーチをかけた局の局収支平均です。

➂リーチアガリ率
　リーチ後にツモアガリ、ロンアガリした割合です。
④リーチアガリ収入合計／⑤リーチアガリ収入平均
　リーチアガリで得た点数の合計と平均です。供託を含みます。

⑥リーチ流局率
　正確には、「局収支０以上で流局した割合」です。
　・１人テンパイ（局収支＋2,000点）←含む
　・２人テンパイ（局収支＋500点）←含む
　・３人テンパイ（局収支＋0点）←含む
　・４人テンパイ（局収支ー1,000点）←含まない
⑦リーチ流局収入合計／⑧リーチ流局収入平均
　リーチ流局で得た点数の合計と平均です。供託を含みます。

⑨リーチ放銃率
　リーチ後に放銃した割合です。
⑩リーチ放銃支出合計／⑪リーチ放銃支出平均
　リーチ放銃で失った点数の合計と平均です。供託を含みます。

⑫リーチその他支出合計／リーチその他支出平均
　・リーチ後横移動（局収支ー1,000点）
　・リーチ後被ツモ（局収支ーxxxx点、被ツモで支払った点数、供託込み）
　・リーチ流局時４人テンパイ（局収支ー1,000点）
で失った点数の合計と平均です。

それぞれの項目のリーグ最大値、最小値です。
レーダーチャートのプロット点は、最大値を１、最小値を０として[０,１]の範囲になるように正規化したものになります。

リーチ指標徹底分析項目：リーグ最大値

リーチ指標徹底分析項目：リーグ最小値

チーム別／個人別チャートは、レギュラーシーズン終了後に有料公開予定です。（データ収集１か月半かかりました、、、）
レーダーチャートはPythonのmatplotlibを利用して作成しています。

チーム別／個人別チャートを収録したマガジンです⇩

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