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コロナでテレビを見なくなったこと

 テレビを買い替えた

年が明けてからこの秋まで日本、いや世界中がコロナに翻弄された。調度テレビを買い替えたこともあり、テレビを録画視聴することが多くなり、リアルタイムで見る番組が減った。スポーツ中継が殆どなくなったこともある。15年振りに買い替えたテレビはYoutubeが手元のリモコンで簡単に視聴できるものだった。

 コロナとワイドショー

ワイドショーやニュースは連日コロナを報道し続けた。PCR検査、今日一日の感染者数、医療崩壊。巷のドラッグストアからマスクが消毒液が消えた。コロナとは関係のないキッチンタオルまでが店頭から消えた。すべてとはいわないがワイドショーが社会不安を煽ったことが大きいと思う。4月は東京は医療崩壊し、数万もの命が奪われるかのような不安に襲われた。

 東京はニューヨークにはならなかった

 幸いにして日本は東京はニューヨークやアメリカのようにならなかった。9月14日現在で1442人。ワイドショーが「世界でも最悪」と難じたコロナ対策だがG7では断トツに死者数が少ない。この辺りからテレビと言うメディアの役割に筆者は改めて考えざるをえなくなった。

 多様な情報が手に入るネット

 一方でネットは多様な情報がコロナに関して入った。WHO、厚生労働省、米国立アレルギー感染症研究所。ジョンズホプキンズ大学のデータ。その情報に関する専門家の分析。刻刻と最新の情報が世界中から手に入った。こうした情報を入手しながら一方で日本のワイドショーの情報にはさらに疑問が大きくなった。

 視聴率を得るためのコロナ報道

結局はこういうことなのだろうと思う。ニュースも政局作りのためのコロナ報道。視聴者が欲しい、視聴者の安心と安全を得る情報、そうした情報は優先順位は高くない。そういうことなのだろう。

テレビが相対化された

こうしたワイドショーによる社会不安の心理はテレビ自体の存在価値を下げたと思う。「波価」を下げた。筆者すでに新聞はネットでしか読まない。その前に週刊誌も。そして今テレビも見なくなった。一方でラジオは聴く。テレビ、新聞、ラジオ、雑誌というマスコミのうち3つが自分の中で「落ちた」

これからのメディアとの付き合いかた

在宅率があがりテレビの視聴率が上がったというニュースがあったが、本当なのだろうか。筆者には信じることができない。菅新内閣は「デジタル庁」を新設するという。新内閣の目玉政策。高齢者にもデジタルとネットが身近になる。こうした中でテレビはこれまでの地位を維持することはできないだろう。既に広告売上はテレビをネットが超えている。メディアの付き合い方が大きく変わるはずだ。


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