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だらだら記録

私は社会人デビューを数ヵ月後に控えた大学生である。

冒頭を切り出す話のネタがこれくらいしかない。なんでや、俺は何者なんだ。焦りを隠せない。人間関係にしても、次の話題を探すのに必死になるタイプだ。長生き出来そうにない。


ただこういう状況もあり、リアルの場で話すのは家族くらい。なので少しばかり気は楽である。ゆるゆるだ。

大学付近の下宿先は昨年末に解約しているので、今は実家でのほほんとしている。実家の犬と同じくらい、のほほんとしている。

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こいつ…さすがにくたばり過ぎだろ


のほほんとしている私は、今めちゃくちゃテレビを見る。下宿先にはテレビがなかった。その反動もあって今、私はめちゃくちゃテレビを見る。


これといって人様に自慢出来る話題の引き出しを持っていない私は、「うち実はテレビないねん」を唯一と言っていいネタとしてこすりまくっていた。


尊敬する教授に「知らないこと自慢が一番ダサいんだよ」と看破されて以降、わたしに自慢できることはなくなった。

■ZIPと早起き(未遂)


テレビに関してぐだぐだ書く。
私は1つのルールを定めている。

ZIPをリアルタイムで見れたら早起き認定

という、どうでもルールだ。

noteで一番楽しい瞬間はウェブサイトを貼り付けてる時かもしれない。以降もべたべた貼りまくる。


ベラベラEnglishでも、うまいもんジャーニーでも、
どのタイミングでも良い。とにかくZIPがリアタイで
流れている時間帯にテレビ前に着地出来ていれば、それは私にとって早起きである。

このしょうもないルールを掲げて一喜一憂出来るのも、恐らく今だけ。なのでそっとしておいてほしい。


パンダのセイセイをボーーーッと眺めている時の顔は恐らく死んでいるが気にしないでほしい。あのコンビ良いよね。

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上記だけを見ると、

「今日は間に合った」「2分前にスッキリ始まっちゃってた」というようなギリギリの攻防戦を日々繰り広げているように思わせてしまうかもしれない。

ここで深くお詫び申し上げたい。私はそもそも、午前中に起きること自体が稀である。


最近のZIPなんて、徹夜した朝に虚ろな目で眺めた記憶しかない。オール明けの軋(きし)んだ身体に徳島アナの素敵な笑顔がまぶしい。

朝に強い人は私にとって尊敬して止まない対象である。ほかにどんな条件も必要ない。朝型うらやましいです。

■佐々木美鈴さん:芸能の方々にはなるべく”さん”付けしたい


ZIP絡みの話をもう少し。いつぞやの放送にて、テーマ別で流行ニュースを追いかけ、コミカルなテンポでリポートするコーナー「キテルネ!」を視聴した。

その際、日向坂46佐々木美玲さんにメロメロになった覚えがある。なお内容は一ミリも覚えてない。申し訳ない。ただただ可愛かったことだけ、鮮明に記憶に残ってる。

当時は気づかなかったが、佐々木美鈴さんを知ったのはZIPが初めてではなかった。

些細な流れでテレビ番組「日向坂で会いましょう」を見た際、ファンの皆様にとってはお馴染の伝説的大喜利回答、「鬼にこにこ」に仰天したのが最初だった。

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私は典型的な「よくボケ、そしてよくスベる」タイプの人間だ。それも身内に限るという特筆すべき小物だ。

なので日向坂46の皆さんのバラエティーに貪欲な姿勢と、チャンスがあれば外番組でもガンガン攻めていく姿勢が、とても眩しく映る。

アイドルの方々の魅力に引き寄せられていく一で、沼にはまって出られなくなった友人たちの存在が気にかかる。

これが近い将来の私なのか。ある意味での身の危険を感じているのも事実である。

沼の民曰く」握手会に行ったらおわり。戻れなくなる

とのことらしい。終わりのない深淵のように真っ黒な目で笑う友人の迫力は忘れられない。

しばらくは映像や音楽で楽しむだけにしようと思う。

余談ここに極まるような話だが、
私はアイドルを含む芸能の方々に対して、
可能な限り「~さん」を付けて
距離感を保とうとしている。

もちろん沼にはまらないためだ。
無意識に呼び捨てにしちゃうこともある。
が、なるべくさん付けするよう努めている。

間違っても自分を同列の立場として
捉えているわけではない。
彼ら彼女らの引力が、
えげつないが故である。

ブログもたまに見てます。

■文体はその人自身を表す。


先の続き。
興味関心を持った人物の、
公式ブログやそれに類するもの、

…と言っても個人的に苦手なので
TwitterやInstagramは除く、
文章メインのもの...

が非常に好きだ。

佐藤優氏曰く文章、
正確には
「文体というのは、そのまま思想」
であり(※著書「いま生きる『資本論』」より)、
文体がその人自身を表現している。

文体が大きく変わっている場合、
その人自身にも思想的に何らかの
影響が生じている可能性が高い。
それほどまでに文章、文体は、
その人がどういう人であるかを表す
貴重な情報源となる。

なので、興味関心を持った人物については、
「その人自身が書いたであろう文章」が、
必然的に見たくなる。

同様にその人の人格形成に
影響を及ぼしたであろう
本や人物についても興味が湧く。

特に、本の影響を受けるということは、
その文章、文体の影響を受ける
ということであり、
それは当人の人格に
幾らか影響を与えている。

齋藤飛鳥さんが本書で「影響を受けた本」について語っておりました。選書にも「らしさ」が出てました!

■最近のドラマ:デスク周りが気になる。


そして個人的にはもう一つ、
文章や文体と同時にその人(思想)を
表すと思われるものがある。

デスク周り、あるいは本棚である。

「私とは、私と、私の環境である」
というオルテガの引用を最近読んだ。
ここでいう「環境」が、
デスク周りや本棚に該当するのは
言うまでも無い。

何の本だったか忘れたので、それっぽいウェブサイト貼っときます。

そしてここで冒頭の話に戻るが、
私は今テレビをよく見る。
そして、特にドラマを好んで見る。
そして往々にして、ドラマの登場人物は
魅力的で興味関心が湧く。

そしてこれは、
私の思い違いかもしれないが、

最近のドラマは、登場人物の
デスク周りや本棚に相当
力が込められているように
感じる。


そんなこんなで、
私はメインであるストーリーへの没入と
同じくらいの熱量で、登場人物の
デスク周りや本棚に意識を向けている。
本編に集中しろよと言いたい。


■アンサングシンデレラ:瀬尾さんのノート


時は遡り2020年末。
帰省した私は真っ先に、録画していた
アンサング・シンデレラを見た。
病院薬剤師のお話である。

話のあらすじを面白おかしく
紹介しようとしたのだが、
絶望的なまでにセンスが感じられず
無表情で削った(修正済み)。

主人公である
葵みどり(石原さとみさん)の
上司に当たる瀬野章吾(田中圭さん)が
とにかくカッコいい。

瀬野さんがある病いで入院して
しまった際も、隣のベッドだった
患者さんが薬を買う費用の総額に
難色を示したため、ひそかに
最も安価で効果も高い
薬の組み合わせを考えていた。

クールで仕事が出来るだけでなく、
ひそかな優しさが行動に表れている。
彼曰く「職業病で」とのことだったが、
そこに人間としての誠実さ優しさを
感じ取った視聴者は、
私以外にも大勢いたに違いない。

感動的な話だか、
今注目するのはそこではない。
注目すべきは、
患者さんのために薬の組み合わせを
考えている際、使っていたノート
(手帳)である

ドラマには描かれていないが、
瀬野さん自身一人前になるまでに
様々な苦労や悩みがあったはずだ。
葵さんを教える際も、色々と
考えながら指導したに違いない。

そしてそのたびにその
手帳(ノート?)が登場し、
難局を乗り越えるために
様々な思考の跡を
手元に残してきたことだろう。

その手帳たちは、これまでの
瀬野さんを作ってきた
試行錯誤の結晶に他ならない。

ゆえに。
その中身がめちゃめちゃ見たかった。
瀬野章吾が長い時間をかけて綴ってきた
思考の記録を。

おそらくそれは、
1冊や2冊じゃ終わらないだろう。

家に押しかけて行って、
この際全部見せてほしい。
すみませんこの辺にしときます。

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書類の付箋、メモ書きなんかも気になる。なお瀬野さんのような上司になりたい一方で、「そっ!手を動かす!」をキメ台詞にしたい思いもどこかにあったりする(別キャラ)。

■私の家政夫ナギサさん:相原さんのおうち


全く同じ話をこちらの
ドラマでも繰り返す。
大ヒットを飛ばした
おじキュンドラマ、
私の家政夫ナギサさん」である。

主人公の相原メイ(多部未華子さん)は
製薬会社のMRとして働く
バリバリのキャリアウーマンである。

ちなみに自分も製薬会社ではないですが就活でMRを受けてました。某サンバをキーフレーズにした独特なCMがお馴染みの企業です。なお丁寧なお祈りのご連絡をいただきました。

時間が無く忙しいので(?)部屋が汚く、
このままではダメだということで。

家政婦(夫)である
鴫野ナギサさん(大森南朋さん)が
強制的におうちに送り込まれる所から
物語は始まる。

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部屋が汚いとは言っても、
MR関連の書類や道具は全て作業机から
手が届く場所に陣取られており

その管理も行き届いている。

ここにナギサさんは、
メイさんの努力家な一面を見るのである。

ストーリーの話はここまで。
とにかくこの書類やメモ書き、
積みあがった書籍の内容が
めちゃめちゃ気になる。

優秀社員賞を受賞するほど能力が高く、
ライバルの田所さんとも切磋琢磨しながら
成長していくメイさんの思考の過程が
この部屋に詰まっていると言っていい。
気になる、すごい気になる。

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公式Twitterから拝借。

■ボス恋:ドSセンパイの仕事ノート


極めつけはこちらのドラマ。
オー!マイ・ボス!恋は別冊で」。

主人公の鈴木奈未(上白石萌音さん)は、
鬼上司の宝来麗子(菜々緒さん)に
こき使われながらも、
仕事を通して成長していく。

子犬系イケメンを筆頭にした
キュン要素多し。

...に登場する、
鈴木の先輩に当たる
中沢涼太(間宮祥太朗さん)、
通称ドS先輩

第3話で登場した彼のまとめノートが見たい。
めちゃめちゃ見たい。

彼が長い時間をかけて温めてきた
企画の核となる情報の塊。

おそらく企画の意図や狙い、
それが自分のキャリアに
どのような影響を与えるか、
今後の編集者としての戦略なども同様に
書かれていたに違いない。

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画像は本編より。

なお彼は第1話で、
業界知識に疎い鈴木に、
自身の使いこまれた本を手渡している。

表立っては見せない、
彼の心優しさを感じるシーンだが、
それは本編の話である。
その本のどういった部分に線を引いて、
付箋にはどういったページに付けて、
合間にどのようなメモを残したのか。

知りたい。めちゃくちゃ知りたい。


■テレビって良いな。

まだまだ言い足りないことは沢山ある。
「ウチの娘」なら水無瀬碧(菅野美穂さん)の本棚(おそらく小説が主)も、水無瀬空(浜辺美波さん)の本棚(おそらく漫画が主)も、端から端まで見てみたい。

【※追記】
ウチの娘のTwitterにて、水無瀬家の本棚が公開させていました。ありがとう公式様。

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リビング。碧さんの仕事部屋の写真は見つけられませんでした...
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空さんの本棚。

それぞれ今現在進行中のドラマ(2021年2月11日現在)なので、ストーリーも勿論気になるのだけど、こういった凝ったディテールがとても素敵で気になる。ストーリーで言えば「青のSP」も毎週楽しみにして見ている。

今後は「うちテレビ無いねん」よろしく「知らないこと自慢マウント」ではなく、ちゃんと人並みに、「テレビって面白いよね~」「最近のあのドラマさ~」という話が出来ると良い。

そのために、元通りにとは言わなくても、面と向かって話が出来る日常が帰ってくる日を今から楽しみにしたい。

今日もオール明けでZIP観よう。

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