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スティーブジョブズから学ぶ マーケティングの本質

今日は、伝説の経営者
スティーブジョブズさんが残したある言葉から
マーケティングの本質について学んでいきたいと思います。


【美しい女性を口説こうと思った時
ライバルの男がバラの花を10本贈ったら
君は15本贈るかい?
そう思った時点で君の負けだ。
ライバルが何をしようと関係ない。
その女性が本当に何を望んでいるのかを
見極めることが重要なんだ。】


という言葉。

深い!!深すぎる!!

スティーブジョブズさんがこの言葉で伝えたいことは
「女性を口説く時も、ビジネスも
ライバルにばかり気を取られてちゃダメ。
大切なのは、目の前の女性、お客様が
心から求めていることを知ること。
目の前の相手に集中すること。」

ですね。

まさにマーケティングの本質ですよね。

売上アップのためには
「差別化」とか「競合リサーチ」とか色々な取り組みをしないといけないと思われがちです。
もちろん、それらも大切だとは思いますが、
何よりも大切なのは
お客様の本当に望んでいるもの(価値)を知ること

それさえ見つかれば、ライバルなんて関係なく
お客様はあなたを選んでくれます。


売上アップに悩んだら、
まず初めに「お客様について知る」ことをオススメします。


別のお話になるのですが、
スティーブジョブズさんのマーケティングセンスを証明する逸話が他にもあります。

当時、Apple社のマーケティングに力を入れようと考えていたスティーブジョブズさん。

そのために、ペプシコーラ社からマーケティングの達人であるジョンスカリーさんを引き抜こうとします。

その引き抜きの際、渋るジョンスカリーさんに
スティーブジョブズが伝えた言葉が
マーケティングの本質を捉えすぎていて
僕は痺れましたね笑

その言葉が
「一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?」
というものだったそうです。

この言葉、ペプシコーラのことを砂糖水と表現していますが
スティーブジョブズさんは、ペプシコーラを批判したかった訳ではありません。

ペプシコーラでの仕事とAppleでの仕事を対比した素晴らしい表現です。

ペプシコーラ→ものを売る仕事、コーラをたくさん売る仕事
Apple→世界を変える仕事
このことを伝えたかったんですね。

皆さんも想像してみてください。
あなたは、ある会社にマーケティング担当として勤めていて、飲料水の販売戦略を作っているとします。

ところが
有名なIT会社の社長に「一緒に世界を変えてやろう!」
こんな風に口説かれたらどうですか?

気持ちが揺らぎませんか?

スティーブジョブズさんは
マーケティングの本質である「相手が心から望んでいるもの」
これを見極めることが出来ていたということですね。

これが、
「一緒に世界を変えてやろう!」ではなく
「我が社のパソコンをどの会社よりも売ってほしい」という言葉だったら
恐らく、ジョンスカリーさんは気持ちが揺らぐことはなかったでしょう。


この言葉は、スティーブジョブズさんの言葉のチョイスセンスが高いから生まれたものではありません。
マーケティングスキルを活用し
相手の心から望むことを見極められたからこそ生まれた言葉です。


やっぱりマーケティングってすごいなぁ笑

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