「よく奢ってくれる綺麗なお姉さん」を見て、自分について考えた

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※ネタバレはしません。ラブロマンス面についてはまた別で書かせてください!!


そのドラマを見たのはコロナで世界が完全にストップする少し前。

まだ「飲み会」や「接待」があったころ。

主人公は、愛の不時着で再び大注目されたソン・イェジンさん。相手役はチョン・ヘインくん。

私は昔からソン・イェジンさんが大好きで出演作は多分全部見てると思う。だからその流れで見ることにしたけど、内容はその時の私にはとてもとても突き刺さるものだった。

とにかく、ドラマ内で主人公は女性として社会や親から強いられることが多すぎる。それがもう痛いくらいわかるから苦しかった。

日本と韓国、国は違えど女性が言われることは似ているのかもしれない。

その時の私は、会社内でコトを穏便に済ませるためにしてきた作り笑顔や愛想笑いが、巡り巡って自分の首を絞めていることを痛感させられていた。私が我慢すればいいと思ってやっていたソレが、後輩たちにも暗黙の了解で同じようにせざるを得ない流れを作っており、「めんどくさいから」で、根本的な解決避けている、という紛れも無い事実を突きつけられていた。

そんな時に、自分と同じような主人公を見て、腹が立ってもどかしかった。「なんで?!言えばいいのに!黙ってたらダメじゃん!」その苛立ちと言葉は、自分に向けられた物とわかっていた。

主人公はドラマの終盤できちんと勇気を持って行動を起こす。

最終回と共に、私にも決心がついた。

作り笑顔も愛想笑いも、もうおしまい。

嫌なことやおかしいことは、はっきり伝えていこう。

それからという物、このドラマはお守りみたいなドラマになった。

仕事に関係ない無駄な接待も飲み会もできる限り断って、女だからという理由でさせられる仕事は納得できない限りやらない。

生意気と思われるかもしれないけど、これは私だけのためじゃなく、後輩やこれから入ってくるかもしれない女性社員のためでもある。

自分が盾になることで後輩たちを守ろうとしてたけど、そうすると私がいなくなったら誰かが盾にならないといけなくなる。

それは望んでない。

そうか、それなら盾になる必要なんてない仕組みを作ればいいんだ。辿り着いた考えはそこだった。

それからというもの、頭の固いホコリかぶった上司たちの教育にとても忙しい。

「そういうことは聞いたらダメなんですよ」

「そういえことは言ったらダメなんですよ。」

まだまだ先は長いけれど、この努力は無駄じゃないといいなぁと思ってる。

そんな勇気をくれたドラマ。

終わり方もとても暖かくて、済州島にいきたくなったな。


ちなみにこのドラマ、サントラがすごくすごくいい。

アメリカのシンガーソングライターのレイチェル・ヤマガタさんの歌声が本当に落ち着く。

Oldiesっぽい雰囲気でおしゃれ。寝る前に聴きたい感じ。

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ぜひ、OSTも注目して聴いて欲しい!

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OSTの背面は、大好きなシーン。


働くことに少し、疲れちゃってるあなたにおすすめです。



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