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平和運動って〜



ミセスグリーンアップルというバンドの話題を知って、『コロンブス』という曲のMVをサッと観てみました(今は削除されてます)。


批判は、歴史的背景への配慮不足、差別的な表現が含まれていることに起因しているとのこと。


コロンブスが新大陸発見した事に歴史上はなっていて、同時に先住民に対する残虐行為も歴史に名を残してる彼。それを題材にするなら、この二面性を適切に理解して扱う必要がある、と私も思っている。


彼らの曲を初めて聴いたけど、軽快なサウンドと、筆舌に尽くし難い迫害の歴史の重さの対比に違和感を覚えてしまうのは確かに否めなかった。しかもスポンサーがコカコーラ社。

炎上案件やろうね🔥



そんな中、FB投稿で知人がこの件について…

「世界はいま、同じことになってる、植民地に日本もなってるんだよーってことを、教えてくれてる。勇気にすごさを感じました。」

FBから

⇧というコメントを、批判が荒れ狂う投稿の中に投下しているのを見つけた。


彼はこのMVが現代の植民地支配や差別の問題を喚起し、日本や世界がまだまだ植民地支配の影響を受けているメタファーとして伝えている勇気ある試みだと言う。



そのコメントを見て、私は再考した。まず彼のその(少数派サイドの)視点を、あの場所(殆どのコメントが批判的で同調圧力の揃った中)で伝える勇気がすごいと思った。


《私自身はSNS上で知らない人と議論はしないので(昔それで何度かしくじったから)その場からそっと離れて考えてみた。》

反戦デモの在り方を問い続ける


ミセスグリーンアップルのファンの方々のコメントもザッと見た。

なるほど、曲の歌詞には皮肉や風刺の要素が含まれていたかもしれない。まあそれでも知らない人が観れば表面的にはMVのビジュアルやサウンドがその意図を十分に伝えられていないし、伝えたとしても伝わらない人たちが多いから、結果的に多くの人が嫌悪感を招く形になってしまったのも事実。ファンの皆さんはアーティスト推しだから普段から彼らの思いを知っていた可能性があるよね。



曲自体にアーティストからの深いメッセージが含まれていたかもしれない。でも結果的に多くの人が不快感を感じた。今回の件を通じて、何をどう学べるのか?


わかりあえないことがあっても批判や攻撃の手を止めて、多様な意見を受け入れ、建設的に議論することが民主主義の対話には不可欠。


多様性を尊重するという姿勢が重要で、価値観を共有する同質的な集団の中であっても、自分とは異なる意見に耳を傾け、少数派の声に冷静に耳を傾けることが大切。自分の知識には限界があり、少数他者の意見から新たな視点を得ることが出来ることをイエナプラン教育を学ぶ中で知ってたはずなのに、つい空気に流されそうになった私。


冷静に話し合うこと
安心と安全が確保された中で



思いを明確に伝え、不必要な誤解を避けるためには、建設的な対話と相互承認が不可欠。

相手の立場に立って考え、丁寧な言葉遣いと積極的な傾聴が求められることで、はじめて民主主義の対話が実現できる。


多様性の尊重とはすなわち少数派の声を聴くこと。そして相互承認へのコミュニケーションのテーブルに着く事が、民主主義の対話を実現する上で重要な要素となる。

彼の視点とそれを表出した勇気があったから、私はただ単に高みの見物的に批判する事の手を止めて、本質的で建設的な対話の重要性、そしてマイスタンダードとジャッジに惑わされない事の大切さを知ることが出来ました。

感謝🙏✨

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