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JAMTA連続オンラインセミナー@22.03.17

 第4回 Z世代が考える「宿」のセミナーにご参加いただきありがとうございます。今回は学生が主体となった報告発表となりました。著名な登壇者をお呼びしてということではなかったので、ご参加いただける人があるのだろうかと心配しておりましたが、いつものように多くの方々のご参加を頂き、感謝です。

 参加者属性は30歳以上が8割と年代層が高くそのうち宿泊施設の運営等観光関連のお仕事をされている方が6割となっています。目的の観光地から近い、部屋の写真、オーナーの人柄との順で民泊を選ぶ方が多く、必ずしも「価格」で選択をしていないことが伺えます。

参加者属性 (2022年3月16日17時時点でお申込みの方)

220317属性グラフ

 民泊のイメージは「アットホーム」「交流」「ホストファミリー」などの文字が多く浮かび上がり、心地の良い空間をイメージしていることがわかりました。また今回の参加理由については、やはりZ世代を知りたいという方が多く、今度社会の主軸になるであろう年代に関心のある方が多くみられました。

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 ここでちょっと確認です。世間ではとやかく「民泊」ということばが飛び交っていますが、定義というものはあるのでしょうか。法律的には下記のように宿泊施設には8種類もの区分がありますが、緑で示した宿泊施設を民泊と呼ぶことが多いと思われます。また家主不在、家主同居とわかれていますが、そのどちらについても宿泊者と交流を好む宿を「民泊」と指すこともあるようです。

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 今回の報告発表は、初めて交流型の民泊に宿泊したZ世代(関西)、民泊運営者である学生団体の代表(関東)、夫が学生時代共に民泊を運営して今に至る方(北海道)~三者の立場からの報告でした。それぞれ違った立場でありながら、「消費型の旅から創造型の旅へ」と同じ思いに行きついたことに驚きがあり、また非常に興味深かった発表でした。

 同志社大学からは4名が家主同居型の民泊に2泊3日しました。そもそも家主同居型に宿泊することには抵抗があったようですが、宿泊モニターということもあり選択肢なし(笑)。ところがいい意味で期待に反したようです。今回は生活圏内で宿泊したこともあり、京都府外から一人暮らしをしている学生は、地域の大人と話す機会ができたことで価値観が広がったといいます。また宿泊以外でつながるサードプレイスにもなっているようです。この報告から民泊には地域と関わるきっかけ作る役割もあるといえるようです。学生が実施した70名のアンケートからは民泊に宿泊することに半数の人が否定的でありながら、人と人のつながりは重要だとしています。交流型の民泊に宿泊してもらうきっかけをうまく作れるとよいですね。

 次に北海道の民泊OBさん。夫が医学生、自分は就職して時間にとらわれない仕事をしたいと民泊を始めました。二人とも旅行が好きで、いつでも仕事が休める環境も合ってたとのこと。二人はシャイで英語もなんとかのレベル、それでも民泊は楽しむことができたといいます。海外で起きている問題も自分ごと化できるようになったとか。うーん、やはり民泊は奥が深い!宿泊したゲストから地震が起こったら「大丈夫?」と連絡をしてきてくれたり、何かあったとき「思い出す人ができる」ということばがとても印象的でした。

 最後に学生団体たまこまちによるゲストハウスここたまやの報告発表。一橋大学、ICU、津田塾、青学などの学生約30人からなる学生団体が、ルール化してゲストハウスを運営している。それだけでも凄いことだなと思います。渉外、広報、GX、FMと4つの部門を持ち利益はサークル費用にしているとのこと。これは新しい考え方だなど思いました。日本には学生団体が運営する民泊が4つあるようですが、これらはチェック要ですね。学生時代に民泊を運営するといった経験から就職についての価値観は変わりましたか。という質問に、就職についてざわっとした思いが薄れたといいます。つまり、良い学校→良い就職→安定した生活(?)を思い描かない。むしろ楽しい人生という生き方も選択肢のひとつだということに気づいたと。ゲストハウスここたまやの初代代表は、民泊運営を経験後アジアに1年滞在し、大学卒業後は地域のスナックを継承するとか。そこもまたサードプレイスとなるのでしょうか。人生を楽しむことをZ世代から学びました。

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 今回は学生主体の発表という企画で、実のところ大丈夫かと心配をしていたのですが、内容は濃いものになりとても充実したセミナーとなりました。ブレークアウトルームでは、19歳、20歳が80歳と民泊について語る姿があり、これからも世代を超えて語れる場を設けたいと感じました。発表者のみなさま、ゲストの方々、ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

 ブレークアウトルームの様子は、下記から。グループAに割り当てはしたももの誰も集まらなかったとか(さみしい😢)。話し合うことは大切です。ぜひご参加くださいね。Kazuko K.

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