地域の課題解決をもっとクリエイティブに!民泊ビジネスモデルが生み出す雇用創出の可能性 @石川支部
こんにちは。JAMTA 石川支部の河西(@norinity1103)です。普段はITの会社でデジタルサービスのUXデザインの専門家として仕事をしていますが、2013年より複業で石川県加賀市で古民家を改装したゲストハウスを経営し、民泊ビジネスモデルの拡張と地域の産業や雇用の創出に取り組んでいます。
この度、「民泊 x 持続可能なまちづくり」 の企画にて石川支部の個人会員代表として北陸三県の生活者や事業者向けに民泊ビジネスモデルの紹介イベントを、加賀商工会議所「クロスガーデン加賀」にて開催することとなりましたのでお知らせします。
<タイムテーブル>
10:30- :開場
11:00- :オープニング
11:05- :セッション1民泊を活用した地域の課題解決アプローチ
11:30- :セッション2民泊ビジネスモデルのAtoZ
12:00- :セッション3地域事業者とのコラボレーションで雇用創出
12:30- :FAQ
12:50- :クロージング
13:00- :撤収
参加登録はこちらのイベントページ(Peatix)で受付中です。
当日の飛び入り参加もOKです。
簡易的ですがYouTube Live も配信します
https://youtube.com/live/4iBCl0HXguI?feature=share
イベント開催の背景
石川県加賀市は「加賀温泉郷」という全国でも有数の強い観光資源を持ちながらも人口の流出や高齢化の影響をうけて消滅可能性都市として認定されています。この問題をうけて自治体や観光組合も移住促進や大手企業の誘致などを積極的に行っていますが、空き家問題に加えて十分な雇用が拡張されないことで良い成果を出せずにいます。
このイベントでは、改めて民泊ビジネスモデルの実態を加賀市内および北陸三県の事業者や生活者にわかりやすく説明し、ゲストハウスや民泊がオーバーツーリズム対策としてホテルや旅館と共栄して地域滞在体験の起点となるメリットや、地域事業者とのコラボレーションによる新たな産業・雇用創出の可能性について紹介します。
テーマ1:民泊を活用した地域の課題解決アプローチ
加賀市は2024年には北陸新幹線の延線で加賀温泉駅のオープンを控えていますが、石川県金沢市で北陸新幹線が開通した際に発生したオーバーツーリズムの前例を踏まえた対策が十分になされていません。
地域の魅力あるコンテンツにアクセスするにはホテルや旅館では複数のグループの受け入れが難しく、中長期の滞在となれば一定の経済層のゲストの招致に制限がかかるでしょう。これら訪れるゲストのニーズに応じて最適なアクティビティを提供できることも民泊ビジネスと地域事業者の連携で実現でき、地域全体が面として旅行者を受け入れられる体制が整えられます。
個々では黒崎BASEの沿革よりいくつかの事例をご紹介します。
テーマ2: 民泊ビジネスモデルのAtoZ
一般的に民泊やゲストハウスを呼ばれているものでも、物件のスペックや環境要因によって得られる利益や地域への影響度は異なります。安易に民泊業をはじめたいと思い立っても物件の活かし方やコンセプトづくり、必要な行政手続きなどやることがたくさんあります。
ここ北陸で民泊業や休眠物件の活用を検討している方向けに、ビジネスモデル成立までのチェクポイントを解説します。イベント後はアフターフォローとしてLINE公式より相談窓口の設置予定しています。
例)YouTubeで紹介しているノウハウ
テーマ3:地域事業者とのコラボレーションで雇用創出
民泊ビジネスモデルは顕在的な地域課題のアプローチとして有効なアイディアですが、民泊事業や独りのオーナー単体で持続的な雇用を生み出すことは難しいです。
ここでは民泊物件オーナーさんの環境や経験や地域の事業者との繋がりを活用して新しい地域のコンテンツや事業を生み出した雇用創出の事例やプロセスを紹介します。
<事例>
家事代行サービス:レンタルお母さん
鮮魚ギフトサービス:旬のお魚ガチャ
テントサウナレンタル:ライフサウナ 他多数
おわりに
⼀般社団法⼈ ⺠泊観光協会(JAMTA)は、民泊を運営している事業者の団体です。JAMTAでは民泊の定義を、法的区分に関わりなく顔の見える宿主として地元と繋がり、持続可能なまちづくりに資する小規模宿泊施設としています。
今回は石川県代表の個人会員としてイベントの企画をOFFLINEで実施することとなりましたが、これをきっかけに民泊ビジネスモデルに関する地域全体の解像度が上がり、興味を持ってくれる人が増えることを期待しています。
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