ディズニーかUSJか、いや青森だ
YOASOBIの「アドベンチャー」という曲、最近いろんな店舗で耳にする。
聴いていて気になるのは、
「これ、ディズニーか? それともUSJか?」
そう、明らかにテーマパークを題材にしていて、おそらくCM曲として作られたものなのだろうけれど、私は民放をほとんど見ないものだから、そのCMを知らないのだ。
とりあえず歌詞をじっくり聴いてみて、ディズニーなのかUSJなのか特定してみよう。
うんうん。いきなり重要なワードが出てきたぞ。
「回る地球儀」だ。
でも困ったことに、回る地球儀はディズニーにもUSJにもある。
「目印に」なんて言うけど、少なくとも千葉か大阪かを特定する上での目印にはならんぞ。困った。
歌詞の続きを見てみる。
特定するための情報がないところは飛ばしていこう。
コースター。どっちにもあるよなあ。
ただし「飛び乗る」というほど待ち時間なしに乗れるとは思えないけど。
平日か、大雨かだな。
お揃いのカチューシャ。これまたどっちにもあるのよ。
次を見ていこう。
太陽が沈んだ後で行われる光が織りなすパレード???
そりゃ、エレクトリカルパレードなのでは???
いやいや、USJだって負けちゃいない。夜のパレードも見応え十分。
その後も、歌詞のどこを見てもこの2択に決着をつける情報は現れない。
うーむ、結局どっちなんだ。
いや、そもそもなぜ私はディズニーとUSJの2択に絞り込んでいたのか。
全く異なる場所かもしれないではないか。
はっと思い当たることがあった。
「いつもの一日」から抜け出したいのであれば、もっと遠くへ行きたいはずではないか。
私なら日常のストレスを忘れるため、青森に行くだろう。
まず、三沢には巨大なデジタル地球儀があるぞ。ここを目印に待ち合わせればよいのだ。
「誰かが言い出して飛び乗ったコースター」は八戸にちゃんとある。
そして「光が織りなすパレード」こそ、青森が誇る最大の観光コンテンツ。
そう、ねぶたである。
この凄みはディズニーやUSJの比ではない。圧倒的迫力で迫ってくる。
そしてお揃いのカチューシャ。
これはねぶた祭の際に用いられる「ねぶた花笠カチューシャ」である。
もはや確信をもって言える。
YOASOBIの「アドベンチャー」は、青森旅行を歌ったものだ。
そういえば、MVの背景にある西洋風の街並みも、弘前市の市街地によく似ている気がする。
ああ、青森行きたくなってきたなあ。
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