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電子部品の小型化と音

エフェクターやシンセサイザーが
小さくなって再現されて
再販され喜んでいるのですが、

以前の音楽誌や記事を読むと
古いパーツの方が
良い音がする、という方が
結構いて
面白いなーなんて思っていました。

わざわざ修理用に
古いパーツをストックする
方もいるとか。

エフェクターを作ってみたり、
小型化されたシンセの音を聴いたり
色々辿っていたのですが

ある部分で一理あるのかな、と
思うことがありました。

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ファズなどのエフェクターの
ゲルマニウムトランジスタや
ダイオードなどは、
わざわざ古い部品を使って
作れ、と指定されています。

音を増幅したり、電流を整流するなど
機能は一緒なんですが

同じ機能の部品でも、
古いパーツをわざわざ選んで
使った方が
いっぱい歪んだりします。

なんというか、古い部品の方が
電流の流れ方や、
沢山電流を流せる量、
部品としての頑丈さみたいなのが
大雑把に作られていて

電気も使うけど、形も大きいけど
いっぱい雑に増幅、整流出来るよ!と
いう感じで
そこに良い音が繋がって来るようです。

エフェクターもシンセも
雑な方が良い音がする気がします。
ぶっとい電流で雑に歪ませて
ガツンと良い音を作る

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省電力、小型化で最新
間違いなく良くなった
電子部品なのですが
良い音、となると

もしかしたら昔の
大雑把で大電流の
部品を沢山使って、というほうが
実は良い音に繋がっていたような
気がしています。

それを再現するために、
9vのエフェクターの内部で
18vに増幅する部品を入れるなど
最近では面白い工夫がされています。

結局大きい電流で大雑把に
鳴らすと、
欲しかったドカンと
爆発するような音に
近づけるのかもしれません。


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