ヴィッセル神戸対柏レイソル　２０２４年３月２日土曜

ヴィッセル神戸、柏レイソルに０-１で敗れる

ヴィッセル神戸は、２０２４年３月２日土曜日の試合で柏レイソルに０-１で敗れました。両チームの攻防を振り返り、試合のキーポイントを見ていきます。

前半：柏レイソルのハイプレスが神戸を苦しめる

前半、神戸側は積極的なハイプレスで柏のビルドアップを妨害しようとしたが、柏はそれを巧みにかわして擬似カウンターのチャンスをつくる。特に神戸のCBやSBへの寄せが早く、フィードがうまくいかず、決定的なチャンスを作り出せなかった。また、汰木へのマークが厳しく、キックオフからボールにいい形で触れることができないまま負傷交代してしまう。一方、右サイドの佐々木のキープ力は光ったが、柏の激しいプレスにより決定機に結びつかなかった。

後半：神戸、中盤でボールを奪うも決定機にはつながらず

後半、神戸はキーパーへのハイプレスを諦め、最終ラインから中盤でボールを奪うことに注力するが、なかなか決定機にはつながらない。佐々木の怪我で武藤が出場し、前への推進力が増すものの、柏側の選手交代により再びハイプレスが効果を発揮。お互いにオープンな展開となり、柏がこぼれ球を拾って得点につなげた。アバウトなボールだったが、いち早く反応した細谷の素晴らしい判断とメンタル。この場面、神戸側は完全に後手になってしまった。失点後は神戸がパワープレイを見せるが、結局は決めきれずに終わった。

試合を振り返って

全体を通して、柏のハイプレスが神戸を苦しめた試合となった。逆に柏がわのビルドアップの脅威は目立ち、前半の神戸はいいところなし。フロンターレ戦でも同様の現象が見られたが、昨年度同様、高いレベルのビルドアップができるチームに苦労するだろう。

今後への展望

次節以降、神戸はどのように戦術や選手起用を修正していくのか。柏レイソルはこの勝利をどのように次節につなげるのか。注目が集まる展開が続くことだろう。