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40歳過ぎたら「頑張ってもムダ」なのか?

この間、ツイッターをボーッと見ていたら、「40過ぎて『成長』とか言ってるのはアホで、20代から30代に頑張れなかった奴が、40過ぎてどうこうなれるわけない」みたいなツイートが目の前を流れ去ってゆきました。
スルーしたんで、ウロ覚えなんですけど、多分、そんな感じでした。

まあ、最近めっちゃ増えてる閲覧数稼ぎのしょーもない青マークアカウントだったと思います。なのでわざわざ探して、拡散する気も起こりません。

それを見てわたくしが思いましたのは(突然の叶姉妹)、「まあ、そう思いたい人はそう思ったらいいんじゃないですかね…」ということでした。

ブログでも note でもツイッターでも書いております通り、わたくしは四十路直前に、フラーッとカナダに来て、なんかよくわからないけど、なんとなくそのまま住み着いている訳なんですが、まあそれを「成長した」とか「努力した」と言えるかどうかは定かではありませんが、少なくとも、「40過ぎてから、結構人生変わった」とはいえると思います。

件のツイートにも、同じようなうんこ青マークどもが「そうですよね!」みたいに、あたかも四十路過ぎたらもうどうあがいてもムダ、みたいな賛同を繰り広げていたんですが、もうホントに害悪だなと。
上で、「そう思いたい人はそう思ったらいい」と書きましたが、それは頑張らない言い訳を探したい中高年ね。若い人が「そうか、若いうちにいろいろ頑張らないと、中年になってから挽回できないんだな!」とか焦る必要はまったくない。まあ、今、頑張りたいことがあるなら、一生懸命やったらいいと思うけど。

てか今、日本の平均寿命いくつよ~
40歳なんて、折り返しですよ… 人生の半分で勝負が決まっちゃって、残り半分はそれまでの貯金でボーッと過ごせる訳ないでしょ~

40歳までは助走、いや、準備体操、いやいや、いくつになっても、新しいことにトライして、好きなことやりゃあいいんだよ、と思います。
そりゃ、体力が落ちたり、いろいろ制約が生まれることもあろうて、決して悪いことばっかりではなくて、経験値が上がってるという大きなアドバンテージがあります。

私自身の話をすれば、四十路手前というタイミングでカナダに来て良かったなあと思うことがたくさんあります。
逆に、自分が20代とか、アラサーとか若い頃に来ていたら、多分、「こんなところでやっていけっか!バーカ!」と思って日本に帰っていたと思う。いや、もっとメソメソして病んでいた可能性すらある。
実際、ツイッター見てても、早々にカナダを撤収していく若者が結構多い。多分、私も若い頃に来ていたら、さっさと日本に帰っていたんじゃないかと思う。別にそれはそれで全然いいと思うのだけど、タイミングによっては、大きく人生が変わる可能性もあるので、なんでもかんでも、若いうちにやっといた方がいい!という訳ではないと思う。

私の場合は、中年になっていろいろ経験していたおかげで、カナダでイラっとすることが起きても、「まあ、こんなもんか…」と粛々と暮らし、「就労経験がある」ということで仕事に恵まれたり、この年代だからこそいろいろと見えるもの、感じることがあるので、「もっと早くカナダに来ればよかった!」と思うことが、実はあんまりないのです。

なので、「自分はもう〇歳だから、何をやってもダメだ」とか、「若い頃に頑張らなかったから、この先人生真っ暗だ」とか思う必要はなくて、今からでもやりたいこと、面白そうなことを見つけたらやってみればいいと思います。それでダメでも、「やってみた」という経験は積めるので。
若い人も「今、頑張らないとダメなんだ!」とか思う必要はなくて、私みたいに訳わからんブラック企業で搾取されながら、ロクに勉強もせず、酒やアホな恋愛、買い物にうつつを抜かして若さを浪費しても、中年になってからだって、楽しいことや面白いことはいっぱいあるので安心してほしいです。
まあ、私はもう少し、若い頃にちゃんと勉強しておけば良かったなーと思うこともありますが…
でもそれだって、今になって必要を感じたからできることなんですけどね。

ということで、〇歳だからどーとかこーとか、変な情報が流れてきても、みんな真に受けないで大丈夫ってことです。ハイ。


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