見出し画像

育児商社マンの市場価値

こんにちはJamesです。
今回は商社マンである私の市場価値についてnoteを書いてみました。

私は新卒から総合商社のバックオフィスで働いており
家族は妻と息子がいて3人で生活しています。

元々私は今の会社は好きなのですぐに辞めようという意思は全くなく本格的に転職をしようなどと考えたことはありませんでした。

しかしあるとき”転職活動”と”転職”は別物という記事を読みました。
前者は使い方によっては今の会社での業務に繋げることが出来る。

つまり転職するしないにかかわらず「客観的に自身の市場価値を確認でき、今後社内で得るべき経験と既に持っている強みを知ることが出来る」とのことです。

それを読んだことをきっかけに転職サイト「ビズリーチ」に登録し何人かの転職エージェント、転職経験者、元リクルーター、そして数々の記事やyoutubeチャンネルから情報を得るに至りました。

また自身の話として以下2つ↓

  1. 自分の市場価値はどれほどなのか?

  2. 市場価値を上げるためにするべきことは何か? 

前々から持っていた知りたいようで避けていた疑問に現状の答えを持つことが出来たのでそれらについてもシャアしていこうと思います。

結果として自身の市場価値について知ることができ、また今後するべきことを掴むことが出来ました。またそれ以外の情報についても纏めていきます。

キャリアに関して考えている方のヒントに少しでもなればいいなと考えていますのでどうぞ最後まで宜しくお願いします!


市場価値はどれほどか?

繰り返しとなりますが私は新卒から総合商社のバックオフィスで働いておりまして第二新卒の適用はされなくなった年次です。残業は平均30時間ほどで年収は総合商社アラサーの平均くらいをもらっています。大きい資格としては米国公認会計士の資格を持っております。

転職エージェントへの質問はずばり
「残業を増やさず、今の年収以上の仕事はありますか?」
をまず聞くようにしていました。

質問は「シンプルに」が私のポリシーです。

(当然ですが”残業を増やさず”というのは大切で年収を上げるだけであれば誰でも今以上に労働力を提供すれば年収を上げられるわけです。つまり私が聞きたいのはより良い時給の仕事はあるか?ということになります)

そして早速結論になってしまうのですが、会話したエージェント全員に言われたのは「ない」の一言でした笑。

つまり現状もらっている給与以上の市場価値は早速私にはないことを現実として叩きつけられました笑

まあ結果は予想出来ていましたし落ち込みはしません。「今の会社に感謝して、もらいすぎてる分一生懸命頑張ろう」と思うことにしています。

このまま会社から身の丈に合わない給与をもらい続けることも良くないのでどうすれば市場価値を高められるかを確認したのが次の章です。

市場価値を高める要素は?

今後自分は何の経験・能力を持てば市場価値を高められるのか?
というのを考察したのが以下になります。結論として自分のこれまでの経験とこれから実現性の高いキャリアステップを元に以下3つを自身の武器にしようと考えました。

マネージャー経験

これはまだ自分にはない経験でこれから得たいものです。

転職する時には年収を上げたいという人が多いと思うのですが
”年収を上げるだけ”であればたくさん残業をすればいいので簡単です。
(前の章の繰り返しでごめんなさい)

しかし私の場合は妻と子供がいるので子供が寝ている時間に出勤し寝ている時間に帰宅するというような”家族を後回しにする働き方”はしたくないと考えています。

この点を押さえるとたとえ年収が上がったとしても提案はされましたが
外銀やM&A業界という激務業界の選択肢はなしとなりました。

「ではこのまま同じ会社で働くしかないのか?」と思っていた時に出てきたのが業界を問わない外資の日本法人マネージャーでした。今の会社でどこでもよいのでマネージャー経験をすれば給与の高いオファーを受けられるかもしれないという話でした。

マネージャー経験ある方からすると当たり前かもしれません。
これまで私は誰かの単なる部下として働いていたのでその発想がなかったのですが業務を指揮する側になると給与が上がるみたいです。

たしかに弊社のマネージャー、というかどこでもマネージャーは残業時間は同じでも平社員よりたくさん給与もらっていますよね。

これまで年次が上がる=マネージャーと思ってしまっていた(そう思い込んでしまっていた自分も問題←)のですが少しでも早くマネージャー経験をするために今のうちから全体を見渡す視座を持とうと思った次第です。

知り合いの元リクルーターの言葉を借りると”抽象度”の高い仕事ほど高給になるという話でした。納得です。言語化頂き有難うございました!

英語力

これはみなさんイメージしやすいと思うのですがやはり英語力は市場価値を高めるみたいです。(あくまで日本市場という前提です)

具体的にどれほどなのか?

それは日本企業であればTOEICで900点あればOK、
また外資であればTOEICなど見ないので面接で不自由ない英語を披露できればOKというのが一般的な回答でした。

恥ずかしながら私は元々TOEICの点数は500点台からスタートしました。会社に入ってから昇格条件を満たすために800点台を取ってから一度もTOEICの勉強をしていませんでした。(米国公認会計士の勉強や英会話を通じて英語自体の学習は続けていますが)

「TOEICってテクニックゲーじゃないか?」と勉強して点数を上げられたことから思ってしまっていたのですが、逆にテクニックで市場価値を上げられる(全く本質的ではないですが)と今回知ることが出来たのでもう一度TOEIC900点越えを目指して勉強しようと思い直したのでした。

そしておそらく1〜2年後には海外赴任があるはず(切望している)なのでそれまでに資格の点数は確保しておき、海外では現場のビジネス英語を学び外資面接でも突破できるような実力と実績を身につけようと考えました。

会計士の資格

これはすでに素地はあるので伸ばしていきたい点です。頑張った甲斐あって米国公認会計士の資格は市場価値を非常に高めるとエージェントから褒めてもらいました(リップサービスかもしれませんが笑)

具体的に効果を発揮出来るのは外資企業のファイナンス関係のポストに応募をするときで米国公認会計士の資格があるだけで優先的に面接・採用につなげられるみたいです。

他の経験や実績ももちろん大事だと思うのですが資格というのは具体的に「〜を持っています」ということが出来るので取っていてよかったです。
(評価されなければグレるところだった笑)

資格に実力が置いていかれないよう今後も自身の会計・税務・ファイナンスに関する実力は磨いておこうと考えました。

その他学べたこと

また以下は何人か話した転職エージェントを振り返ってのエージェント良し悪しの感想です。前提として面倒くさいとしても何人かのエージェントと話してそれぞれを比較検討する必要があると思います。

  • エージェント自身も転職を経験している経験値の高い人がよい

  • 逆に新卒からエージェントというような経験が浅い人は避けるべき

  • 自身の考えを引き出してくれるエージェントがよい

  • 逆に会話の序盤から「何か聞きたいことありますか?」と投げてくるようなエージェントは避けるべき

  • 業界が決まっている場合はその業界に特化したエージェントが良い

  • 一方自分がまだどの業界に興味があるか分かっていない場合は業界全体を知っているエージェントと会話するべき

転職エージェントには”狩猟型”と”農耕型”の2種類がいるみたいです。

前者は転職希望者をどこでもいいから転職させて報酬を稼ごうとするタイプです。これはもし評判が落ちたとしてももう二度とその希望者に会うことはないのでそれでOKという一発屋です。会社の規模が小さいなど長期的な利益を考える余裕がない会社に多いみたいです。

一方後者は一度と言わず、複数回にわたり転職希望者の転職を支援してくれるようなエージェントです。こちらは転職する意図がなくても相談に乗ってくれて、いつか自分が使ってもらえたらいいなと余裕のある対応をしてくれます。会社の規模が大きいところに多いです。

もちろん後者を私はお勧めします。

「今しかこのポストはない」「将来はより転職がしづらくなる」「転職は〜歳まで」というような転職を焦らせてくるエージェントは狩猟型であり避けるべきというのが私の感想です。

まとめ

今回の活動を通じて自身の市場価値と市場価値を高める要素をまたその他の基礎知識について学ぶことが出来ました。

元々は何かのきっかけがあるまで盲目的に今の会社で働こうと考えていましたが、活動を通じて”転職活動”と”転職”は全く異なるもの、

つまり前者については自身の現状と今後伸ばすべきことについて考えるきっかけになることが分かりました。ぜひ各節目でキャリアを考える人全員が行った方がいいと思いました。

いかがでしたでしょうか?上記した内容一つでも参考になれば嬉しいです。
また読んでよかった方はLikeと周りの方へオススメ頂けると幸いです!

おまけ

「元々私は今の会社は好きなのですぐに辞めようという意思は全くなく本格的に転職をしようなどと考えたことはありませんでした。」と冒頭で記載しました。

しかし”本格的でない”のであれば実はあります笑

かつて新卒の頃の話です。
仕事が辛すぎて毎日終電の電車で転職サイトを開いていました。

当時「どこでもいいから逃げ出したい」という思いでなんでもいいから
「やりがい」のありそうな仕事を探していました。

「新卒採用じゃないからあまり採用なんてされないんだろうな。フリーターになるしかないのかな(←周り見えてなすぎ)」と思っていると年収3〜4百万円の仕事(今思うとその時以上にブラック企業)をいくつもエージェントに紹介されました。

思ったより呆気なく「転職っていつでも出来るじゃん」と思い「いつでも逃げ出せるのであればもう少し頑張ってみよう。本当にダメなら転職を本気で考えてみよう」と数年前思ったのでした。

「あの時自暴自棄な転職をしなくて本当によかった…。」と今回キャリアをある程度積んだ上で転職活動をしてみて思いましたとさ笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?