空間デザイナー?CADオペレーター?
おはようございます。仕事中に毎日バナナムーンGOLDを聞いているせいで、第4のバナナマンを自負しているショウタロウです。
#第3のバナナマンはオークラさん
#バナナムーンGOLDはラジオ界最強
今日は僕の仕事について話そうかなと。毎度説明しても理解が50%くらいの顔をされてしまうので(笑)
1.空間デザインって?
空間デザインという言葉は聞いたことがありますか?おそらくインテリアデザインという言葉は聞いたことがあるでしょう。そう、響きがかっこいい職業No.1(?)の、あの「インテリアデザイナー」です。
#名前のカッコ良さでインテリア業界を選んだ男
しかしこの「インテリアデザイナー」という言葉、店舗デザイン業界ではあまり使われません。住宅業界には多いのですが、一体何ででしょうね?
#調べて欲しい
#他力本願
空間デザインとはその名の通り、住宅や店舗や舞台などの空間を一から作り上げていきます。建築がゼロから作り上げていくものに対して、空間デザイン・インテリアデザインは、箱(建築物)があり、箱の中の世界観を手掛けるものということですね。
#あくまで僕の感覚です
空間デザインには、デザイナーから現場の大工さんまで様々な業種が関わっています。その中でも僕の仕事というのは、壁を立てたり、家具を作ったりする際に必ず必要な「ある物」を作ることです。
それは、、、
そう、「図面」と「パース」です。
図面は皆さん何となく分かる方も多いのかな?IKEAで家具を買った時についてくるアレですね!またはプラモデルやミニ四駆を買った際に読み込むアレと言ってもいいです。
2.CADを駆使して立体を創造する
僕らの仕事は「CAD」と呼ばれる専用ソフトで、すでにある建築図の中に家具のレイアウトを落とし込むところから始まります。引越しする際に家具の大きさとか配置を考えるのと同じようなものです。
これが最初に描くレイアウト図面↓↓↓
壁の位置やレイアウトが決まれば、次は「展開図」と呼ばれる立ち上がりの図面を描きます。
これが展開図↓↓↓
レイアウト図(平面図)を元に四方で区切った面の立ち上がりをリアルに描いてますね〜。本来はここまでテクスチャ(素材)をリアルには落とし込みません。だってデータが重くなり過ぎますからね。
#自画自賛
3.パース??Perspective??
さあ、平面図・展開図まで描き終わりましたが、ここで皆さんにお聞きします。これらの図面を見て、イメージ湧きます?もしも僕がIKEAの家具を説明書無しで組み立てる奴だとしたら、ボーーーっとして見てるフリします。笑
図面は誰が見ても分かるように描くことが前提なのですが、クライアントに対してはその限りではありません。だって細か〜い図面を見せられて懇切丁寧に説明されたら、多少理解が曖昧でも「はいはいはいはい」って言わなきゃいけない空気になるじゃないですか。笑
そこで、知識がない方にも説明するために必要なのが「パース(絵)」。
先ほどの平面図と展開図を元に描いたパースがこちらです。↓↓↓
この時は2プラン描いてますね。あ、ちなみにこれは仕事でも何でもなく、趣味で描いたものです。つまり妄想です。あくまで図面やパースはクライアントのものなので、自由に公開することは御法度ですしね。
#妄想デザイン
#勝手にパース
4.図面描きという職種があるよ
先日専門学校の先生とリモートでお酒を酌み交わす機会がありました。そこで先生は、「課題をあまり出さなかったり、欠席がちな生徒にはひたすらCADのスキルUPをさせている」と仰っていました。
これは現実的な答えだと思っています。デザイナーになるには経験も必要ですが、何より「デザインをやりたい!」という心意気が何より大事です。これからインプットする情報量に大きく差が出てしまうからです。
それに対してCADやパースは、一にも二にも経験です。
学生時代にどんなにPCスキルが秀でている友達がいたとしても、社会人になったら下の下からスタートです。みんな技術的なスタートラインは同じなんですね。
ほとんどの学校では、「基本的な操作方法は教えるが、応用編は自分で探しなさい」のスタンスです。当然です。生徒はデザインを学びに来ているのであって、技術を学びに来ているのではないのですから。
実践的なCAD講座(自分の宣伝で恐縮です)↓↓↓
もし学校の授業に消極的で、それでもこの業界に足を突っ込む覚悟のある方は、ぜひCADを必死に勉強してみてください。個別レッスンも受付中です。プロフィール欄にInstagramのURLがあるので、DMで受付中です。
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5.新卒学生に告ぐ、「デザイナー」就職への試練
最後に、「デザインは大好きだし、なりたい意欲も十分だし、絶対にデザイナーになってやる!」という方に向けて。
デザイナーには「聞く・伝えるスキル」が必須です。
学校ではプレゼン能力とよく言われますが、社会人になって多くなるのは、プレゼンテーションよりもクライアントとの打ち合わせです。打ち合わせでは、クライアント側でイメージが固まっていることが少なくないです。デザイナーの好きなものを作るのではなく、クライアントの要望をいかに実現できるか。それにはまず、要望を余すことなく聞き取れるか。
正直に言って、デザイナー自身がプレゼンテーションをメインで行う場面は少ないです。なぜなら重要なプレゼンは上司が担当します。重要なんだから当然です。つまり、学生時代に培ったプレゼン能力を発揮する場面は何年も先のことになるんです。
#僕の経験上なので間違っていたらごめんなさい
ということは、まず相手の要望を正確に把握しなければならず(聞くスキル)、さらにはその要望を具現化した資料をクライアントに見てもらわなければなりません。ここでもメインで話すのは上司です。
あなたが打ち合わせまでにやることは、前回の打ち合わせで出た要望をまとめて分かりやすい資料を作ること。新入社員に一番求められるスキルです(伝えるスキル)。かなり地味です。
伝えるスキルとは、何も淀みなくお話しできるということではありません。相手から自分の聞きたいことを引き出せるか。
これは言葉ではなく、スケッチ力です。
スケッチ?どういうこと?
社内のミーティングでは、知らない言葉が飛び交います。質問を挟む隙間がなく、分からないまま時は過ぎていきます。
ここであなたが勇気を振り絞って手を挙げたとしましょう。
上司が聞きます。
「〇〇さん、何が分からなかった?」
あなたは新卒社員です。まず専門用語が分かりません。言葉で説明しようとしても、何から話せばいいか戸惑うことでしょう。そこでこういう答え方になってしまいがちです。
「全然分からなくて。。。」
上司からすれば、「また一から説明!?じゃあ一旦打ち合わせ終えてからあとで説明するから」という逃げ口上で、この話はおしまいです。あとで聞きに行っても、忙しいから、の一言でうやむやになる。これは実体験です。
ここで先ほどの質問に戻ります。
「〇〇さん、何が分からなかった?」
これに対して、少しでもスケッチで伝えようとすることで、上司はあなたの意図を読み取ろうと努力します。上司も人間です。拙い絵で分かりにくくても、その努力は察してくれます。上司もスケッチで応戦してくれるはずです。
スケッチはやれと言われて急にできるものではありません。習慣です。日課です。このnoteと同じです。
ぜひ、デザイナーを目指している方は、簡単でもいい、スケッチを描きまくることをお勧めします。
いやー、今日は喋り過ぎました!笑
自分の業界のことなのでついつい。
あ、最後に一言。
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#宣伝は欠かさずやります
今日もお仕事頑張りましょう〜。
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