アムトラックでアメリカ横断:2日目前編~アリゾナは西部劇のような風景
※このページの一番下に旅の動画を貼り付けました
初日は夜中にロサンゼルスを出発したのですが、当然ながら真っ暗なの殆ど景色を見る事もできずでした
Amtrakは踏切で必ず警笛を「ファーン」とならすのですが、安眠にはそれが少し気になったので持参していた耳栓をして眠りました途中で何度か目は覚めたものの、日の出の時間までほぼ気持ち良く眠ることができました
朝食は6:30からなので、それまでできるだけ眠ろうと思っていたのですが、なぜか5:30頃に目が覚めて外を見ると、見事な日の出が!
当然バッチリ目が覚めてしまいましたが、他では見れない幻想的な風景に感動しました
そして朝食タイム
寝台車の利用者は上品なダイニングを楽しむことができます
テーブルは4人がけが20個ぐらいありますが、清潔にセットされていて気持ちの良いひと時を過ごすことができます
まさに寝台列車の醍醐味😋
お客さんが入れ替わるたびにちゃんとアルコールでテーブルも拭いてくれています
朝食メニューは
コンチネンタル (ベリー類、クロワッサン、ギリシャヨーグルト、シリアル)
フレンチトースト (生クリームのかかった分厚いテキサス風フレンチトーストと、ミックスベリー)
3つの卵を使ったオムレツ (お好みでチーズ、トマト、ピーマン、玉ねぎを加えて。ジャガイモのローストとクロワッサンも)
スクランブルエッグ (オムレツと同じ中身が選べます)
私は手始めに健康にも気を遣ってコンチネンタルをチョイスしました。十分なボリュームで満足です。
そうこうしているうちに、停車駅がやってきました
アリゾナ州のツーソン (Tucson)という街で、燃料補給や備品の交換、清掃などで45分ほど停車します
ツーソン
この街はパッと見た感じではさほど大きくはないのですが、乾いた土地とサボテンが生い茂る、典型的な西部劇の雰囲気が漂っていました
ホームレスの人が漂っていたロスとは違い、明るくてのんびりとした雰囲気の駅でした
ここからも結構な人数の人が新たにAmtrakに乗り込んできます
寝台車もほぼ全席が埋まりました
この街にはアリゾナ大学があってエレクトロニクス産業も盛んな人口50万人ほどの都市ですが、かなり古い歴史があるらしく、16世紀ごろからスペイン人が来ていたようです
ワイアットアープによるOK牧場の決闘の舞台がツームストーンという近くの街で起きた事もあり、駅にはワイアットアープの銅像もありました
詳しくはググってもらえればと思いますが、正義の味方の保安官的なイメージだったのに、実際は結構荒くれものだったんですね
ちなみにこの駅には機関車も展示されていて、現在のSunset Limitedの母体になったサザンパシフィック鉄道という会社が1880年にこの街に開通した記念として設置されています
車窓からみたアリゾナ
アリゾナはデザート(砂ではなく荒野)が広がる州で、夏は気温が50度にもなる過酷な土地ですが、グランドキャニオンを含む広大な国立公園があります
Amtrakの窓からはひたすら続く荒野だけでなく、特徴的な形をした岩山も沢山見る事ができるので、意外に飽きない風景です
まさに西部劇や幌馬車の旅が目に浮かぶような光景で、アメリカに来たんだなぁという実感が湧きます
また、列車も新幹線の様な超特急ではなく、だいたい車と同じぐらいかそれより遅い速度で走るので、風景をゆっくり楽しむ事ができます
これは飛行機で空から見るだけでは味わえない、鉄道ならではの醍醐味かもしれません
ランチ
お昼もダイニングカーで頂くのですが、ランチメニューはこんな感じでした。私はホットサンドにしました
シーザーサラダ
ターキーハムとチーズのホットサンド
アンガスビーフハンバーガー
チリペッパーの詰め物
ちなみにデザートも3種類あり、私はチョコにしてみました(濃厚!)
チョコレートタルト
チーズケーキ
キャロットケーキ
そうこうしているうちに、列車はニューメキシコ州に入りました
つづく
動画をまとめてみたので、こちらも見てみてください
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?