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【完全解説】EDGから学ぶ日本1位のドラフト【スパ銭/サウナ】

こんにちは、Wakayanです。
今回は先日行われたoEDomono Gatariの試合から、スーパー銭湯のドラフトの流れを解説していきます。
日本1位の神域の入浴を早速見ていきましょう。

まずは1st BANフェーズ、どのパッチでも安定して強いジジイ、学生グループ、ビンゴ大会をBANしていきました。ジジイ、学生は銭湯がサービス開始した天正19年(1591)から強く、400年以上たった今でも定番のBANとなっています。加えてビンゴ大会をBANしたことによって、ゲームに参加する人数を大幅に減らすことが出来ました。これによって不確定要素が減るため、選手たちの個人技を十分に発揮して勝利しようというEDGの戦略が見えます。

続く1st Pickフェーズ、ブルーサイドだったEDGは室内白湯を選択しました。これはマップによって泉質が変化した場合でも体を温めることができる安定ピックとなっています。ゲーム中盤でマップがインファーナルロウリュオーシャン露天風呂に変化しても序盤から終盤までチームを支えてくれる頼もしい存在です。複数タイミングで活躍できるフレックスピックとなっているため、相手としてもどこで入浴するのか読みづらいチャンプとなっています。

続いてEDGは高温ドライサウナ水風呂をピック。高温ドライサウナは序盤から体力を高く保ったまま体温を上げることが可能で、水風呂とのWOMBO COMBOによって一気にスノーボールしていこうというピックになっています。この3体からEDGは室内白湯で体温を高めつつ、サウナ水風呂コンボで安定したゲームメイクを狙っていることが分かります。

そして重要な2nd BAN、EDGは相手の得意ピックであるこっそり入れ墨ヤンキー爆音いびきオッサンをBANしました。こっそり入れ墨ヤンキーは序盤の脱衣時に強く、また爆音オッサンは終盤レイトゲームで逆転劇を生み出しやすいチャンプのため、序盤から安定して終盤までスノーボールしたいというEDGの戦略に合う的確なBANであると言えます。

ここまでしっかりと戦略通りのBan Pickが出来ている中でいよいよ最後の2nd Pickフェーズ。ここでEDGは低温塩サウナ高濃度炭酸泉をピックしました。これは相手としては予想外のピックで、EDGの戦略が見事にハマった瞬間です。高温サウナを駆使したスノーボールを行える構成を持ちつつ、中盤でミスが起こり体力が減った場面でも温度が低い塩サウナと炭酸泉で持ちこたえることで、レイトゲームまで試合を伸ばすことも可能となり、様々な状況に対応できる柔軟な構成となりました。2nd Pickであえてサポーティブな湯をピックするという大胆な戦略は、相手のBAN枠を無駄に消費させなおかつ相手のカウンターピックの狙いを外すことに成功しています。

様々な戦略と読み合いが発生したBan Pickでしたが、最終的に出揃ったEDGの構成は次のようになりました。

top 白湯
jg 水風呂
mid 高温ドライサウナ
adc 低温塩サウナ
sup 高濃度炭酸泉

白湯で序盤の体温を高めつつ、高温ドライサウナと水風呂のGankを中心としたスノーボール、そしてレイトゲームになっても柔軟に対応できる塩サウナと炭酸泉のDuo botという完璧と言っていい構成となっています。

爆音いびきオッサンをBANしているため、ゲーム35分以降のエルダー休憩スペースでも安定してゲームメイクを行うことが可能です。




以上、EDGのBan Pickをご紹介しました。お楽しみ頂けたでしょうか?

今までの高温メタを敢えて外し、安定のコンボを持ちつつも低温のサポートチャンピオンで終盤を支えるといった新しい戦略を見せたEDG。今後のメタの中心はEDGになると言っても過言ではありません。他チームのコーチ陣は頭を抱えていると思いますが、EDGの戦略を超えるさらなるカウンターピックが生まれることを考えるとワクワクしますね。



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