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「ネパールでぼくらは。」の感動(過去記事)

※今まではてなブログの方で投稿した記事を紹介しています。

皆さん、こんにちは。高1の悠汰です。

 今回私が読んだのは、ほぼ日の「ネパールでぼくらは。」です。

中学のころからほぼ日が好きで、たまにサイトを訪れてコンテンツを楽しんでいます。「ネパールでぼくらは。」は、リレー形式で旅を紹介する長期連載でした。

主に記事を書いたのは、ライターの古賀史健さんと青年失業家の田中泰延さん、作家の浅生鴨さん、ほぼ日の永田泰大さん、そして写真家の幡野広志さんです。

 ことのきっかけは、シャラド・ライさんという青年が日本に留学し、故郷であるネパールに新しい学校を作ろうとしたこと。

そして、彼の姿を幡野さんが撮影することになり、それに興味を持った4人が一緒にネパールに行ったことです。

元々彼らの書く文章が好きで、以前海外ボランティアに参加した経験もあったので、毎日楽しみにしていまいした。彼らの書いた記事は112にものぼります。

とても楽しいので、ぜひ読んでみてください!⇒www.1101.com


まず、「ネパールでぼくらは。」に登場するシャラド・ライさんについて紹介したいと思います。

 ライさんの人生は、教育によって大きく変わったそうです。

彼の転機は、十歳の時全国から選ばれて「ブダニルカンタースクール」に入学したときに訪れました。この学校は、ネパール政府がイギリス政府と協力して作った学校で、色々な背景を持った子供達が通っています。普通の家庭では払えないような学費、生活費などを国が支援してくれました。

ライさんはたくさんの地域の子どもたちと触れ合う中で、自分たちの社会について深く知ることができたのです。

その機会を与えてくれた国に恩返しをするために、あるいは国を変えるために、彼は自分の故郷に小さな学校をつくりました。ライさんは、今も日本の学校を参考に、夢と誇りをもって学校づくりをしています。大きな後ろ盾もなく、個人で始めたのだから凄いなと感じます。

上でも書いたように、私はフィリピンの離島の子供達を支援するボランティアに参加したことがあります。

私が初めて離島を訪れたのは小六の時でした。そこで出会った子供の服やサンダルはボロボロで、学用品も使い古したような物ばかりでした。「彼らにも私達と同じように勉強や運動ができる環境があればいいのに」と思って活動に参加したのです。

そして、活動の中で、ある企業からスニーカーを二百足無償で頂くことができました。企業から協力してくださると手紙が届いた時は、とても嬉しかったです。(協力してくださった企業は東京靴流通センターでお馴染みの、株式会社チヨダ様です。本当にありがとうございました。)

 離れた国の人たちの手助けをする時や、新たな挑戦をする時には寄付が大切です。ライさんがネパールで学校をつくることと、私達がフィリピンの子供達にしたことにはいくつか共通点があって、大変興味深かったです。恐らく、ネパールでランドセルを配るとき、子供たちはとても喜ぶんだろうなと思います。 

学校をつくる事と貧しい人に寄付をする事は同じ「社会貢献」という言葉で表されます。ところが、「彼らの活動と私達がした活動の本質は、同じものなのか」と考えるようになりました。寄付活動が繰り返されるのは、果たして本当に良いことなのでしょうか。

ノートなど分かりやすいモノを送ったら、分かりやすく感謝されます。ですが、それだけでは独りよがりな善意になりがちだと、古賀史健さんもコンテンツの中で言っていました。

毎年企業から寄付品が貰えるとも限りません。新たな試みを始める時には寄付が必須ですが、現地の人々も「自立」をする必要があるのです。支援が独りよがりなものにならないよう、何が「自立」に必要なのか、これから私は考え続けなければいけないのだろうと思いました。 


私は、ネパールについてまだ何も知りません。本を数冊読んだり、地理の教科書でチラッと見たことはありますが何の実感も湧きません。

また、ライさんは日本をモデルに短時間で学校を作りましたが、日本の教育は江戸時代からの長い歴史が生み出したものです。ゆっくり試行錯誤を繰り返しながら生み出された教育と、最初から目標があって短時間でつくり出された教育。これから先どこかで違いが生まれるはずで、私はそこにとても興味があります。

そして、ネパールで憲法ができたのは、つい最近の2007年のことです。ネパールはまだまだ大変な時期だと思うので、機会があれば現地に足を運んで、何か役に立ちたいと思います。自分の目でしっかり本物のネパールを見てきたいし、今度こそ寄付品の先にある、長続きする関係を築きたいです。

 

Y-designに来てくださり、ありがとうございます。

いつもより長い記事で、読みにくいところもあったかと思いますが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

「ほぼ日」に出てくる皆さんは超優秀で、かっこいいです。私も何より自分のスペックを磨かなければといつも感じています。いつの日か皆さんに会いに行けたらなあ。

これが2019年最後の記事になります。来年も頑張っていこうと思います。

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