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言葉使いの大切さ

『言葉の乱れは態度の乱れ』
臨床で患者さん、利用者さんとお話しする時に常に頭の片隅に置いてある”言葉”です。
みなさんは臨床で言葉使いをどう意識していましたか?
今回はなぜ私が言葉使いを常に気をつけていたのか?について整理していきましょう。

1 リハビリの主体は?

そもそもリハビリを実施するのは誰でしょう?
療法士でしょうか?

私の考えは違います。
リハビリを実施するのは患者さん・利用者さんであり、
療法士はそのサポート役にしかすぎません。
療法士はリハビリプログラムをご提案をしますが、
そのプログラムを実施するのは患者さん・利用者さんであり、
”主体は相手にある”と考えています。

2 使役動詞を使わない

”リハビリの主体は患者さん、利用者さん”という前提があります。
その対象者に対して
『歩かせる』『やらせる』という言葉を聞くことが多くあります。
つまり使役動詞を使っているのです。

使役(しえき)とは、「~させる」という表現形態を指す文法上の概念である。
(引用:Wikipediaより)

リハビリの主体である人に対して『〜させる』という言葉使いは適しているのでしょうか?
私はどうしても違和感を感じます。
そのため私は臨床において使役動詞を利用することを避けています。

3 相手に選択してもらう

では使役動詞を使わないで相手にどう提案すればいいのでしょうか?

私は常に相手に選択肢があるように声をかけていました。
『〇〇してみませんか?』
『〇〇してもらってもいいですか?』
などです。
リハビリの主体は相手にあります。
自分がこれから実施することに対してしっかりと選択してもらいます。

4 まとめ

いかがだったでしょう?
確かに崩した言葉使いを利用した方を好む患者さん、利用者さんがいることも事実としてあります。
しかし、その時にもしっかりと相手に節度を持ってお話しすることが大切です。

その中でもやはり”リハビリの主体は誰なのか?”を忘れないで対話していくことで話し方が乱れることはないのではないでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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