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触診のコツ①

臨床で療法士がまず実施する触診

前回は、その触診をなぜ学ぶべきなのか?を
整理してみました。

ぜひ、患者さん・利用者さんのために触診力を向上していきましょう。

では、その触診力をどう学んでいけばいいのでしょう?
今回からはそのコツについて整理していきましょう。

1 触り方をイメージする

触診で新人療法士が最も悩むことが
『違いがわからない・・・』です。

その違いをわかるために必要な要素が触り方です。
その触り方のヒントが解剖学のイメージです。

どうするのか?
まずは、下の写真をみて、PSISを触れるためにはどうすれがいいでしょうか?考えてみましょう。

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2 触診が苦手な人の触り方

PSISの触診法として腸骨陵を辿り、PSISまで触れていく方法があります。

その場合の辿りかたが重要です。
触診に苦手意識を持っている療法士の多くが下の図の様に、
骨に対して並行に指を小さく動かし、触り分けをしようとします。

スクリーンショット 2020-12-07 9.08.32

この触れ方では、腸骨陵しか触れていないため、
自分が触れているのが腸骨陵なのか?の区別がつきにくくなります。

つまり、触り分けのポイントは自分の手の使い方です。

3 わかりやすい触り方

では、触診ができる療法士はどの様に触れているのでしょうか?

それは、触診に苦手意識を持っている人の逆の触り方をします。
つまり、下の図の様に骨に対して垂直に大きく手を動かします。

スクリーンショット 2020-12-07 9.14.09

こうすることで、腸骨陵と腸骨との境がわかりやすくなり、
自分が腸骨陵に触れているのか?の確認がやりやすくなります。

4 まとめ

触診で触り分けをする際のポイントは
自分の手の使い方です。

・触りたい部位に対して垂直に大きく手を動かす
これをしていただくだけでも、
触り分けが楽になります。
ぜひ臨床で意識されてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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