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可動域制限は骨?筋?

新人療法士は
『可動域制限が骨が原因なのか?筋が原因なのか』
で悩んでいませんか?
私も悩みました。その結果、いろいろな評価方法も学びにいき、さらにごちゃごちゃになっていきました・・・
今回はこの悩みを養成校で学んだ内容だけで考えていきましょう。

1 可動域制限とは?

可動域制限は以下の2つに分かれています

① 拘縮:関節構成体以外の皮膚・筋などの軟部組織の異常や短縮により生じたROM制限
②強直:関節軟骨、関節端、関節包、靭帯などの関節構成体そのものの異常により骨精に癒合したもの
(引用:作業療法士評価学)

となっています。
可動域制限の要因として臨床的によく言われる骨と筋は以下のようになるのでしょう
・骨→強直
・筋→拘縮

2 骨が原因とは?

上記でも示したとおり、骨が原因ということは、関節構成体そのものの原因です。
関節構成体の中で、関節包なのか?靭帯なのか?などの精査は難しく、深層にある
比較的短い組織が可動域制限になっていると考えていきます。
この場合、ROM測定の時のエンドフィールが早めに生じ、さらに硬くなっているのが特徴です。

3 筋が原因とは?

筋が原因ということは、皮膚や筋肉が原因となります。
つまり、筋が正しく弛緩・収縮できない状態です。
この場合は、MMTを計測した結果、低下していることがあります。

4 まとめ

まとめていくと
骨→ROM測定でエンドフィールに注目
筋→MMT測定で低下している項目に注目
となります。ぜひ、臨床でROMやMMTをしっかりと測定し、それを解釈に繋げてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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