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『干し柿』

百四十九個の柿を剥き切って母が干したと父は笑えり

父が剥き母が吊るした干し柿を伊吹おろしのもとで待ち侘ぶ

百四十九個を剥いて百四十八個の柿を干したと母は

甘すぎるくらいに甘い寒風の中で吊るされ干された柿は


#短詩の風  というXのイベントで披露した短歌をここにも置いておきます。
泳二さんありがとうございます。

画像はもちろん両親が作った干し柿ではなく、売り物の干し柿。

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